爽やかさを求めて6月の北海道へ。まだ見ぬ景色と美味を求めて道央道南を中心に夏の始まりの北海道を旅します。
旅17日目。苫小牧市の「樽前ガロー」を訪れたあとは、白老牛のステーキボウルを求めてレストラン「ウエムラ・ビヨンド」を再訪!
17日目:苫小牧~白老、白老牛を求めて

前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
苫小牧市「樽前ガロー」へ
おはようございます6月の北海道旅17日目になりました。マイキャンピングカーZIL5で日本各地を旅する早起き鳥一家、今朝は苫小牧市「道の駅ウトナイ湖」で迎えました。札幌より涼しい気がしますね。
昨日は札幌近郊から北広島市で「エーデルワイスファーム」(ベーコンやハムの直売所)、恵庭市で「うおはん」(海産物が豊富な人気スーパー)に立ち寄っておいしいモノを仕入れながら南下してきました。おかげで昨夜の車中飯はウマかった!
さて、これからの大雑把な予定はは太平洋沿いに西へ、白老~登別~室蘭~洞爺湖町と移動して天気が良ければ洞爺湖へ行く予定です。そこから先はまだ未定、気分しだい(笑)
そして今日は3年ぶりに「ファームレストラン ウエムラ・ビヨンド」(白老町)で白老牛のステーキボウルを食べるんだ~♪とウッキウキで「道の駅ウトナイ湖」を出発。一路白老町にむけて西に走りますが、苫小牧市を出る前に寄り道をひとつ。
いったん国道36号線を離れて4キロほど北上、やってきたのは「樽前ガロー」の専用駐車場。「樽前ガロー」は樽前山の噴火で発生した火砕流の堆積物が侵食されてできた美しい渓谷です。駐車場から見学ポイントの橋までは歩いてすぐでした(熊出没注意の看板あり)。
狭い峡谷の両側は切り立った岩です。以前は河原に降りることができたようですが、現在は安全のため「樽前ガロー橋」から自然美を楽しむのみです。
清冽な水が岩の間を勢いよく流れていきます。岩肌は苔で覆われやわらかな緑色、まわりの木々の鮮やかな緑、そして木漏れ日のハーモニーが美しい眺めでした。
樽前ガロー専用駐車場 : 北海道苫小牧市樽前
3年ぶり!「ウエムラ・ビヨンド」でステーキボウル
道央道南をまわることにした今回の北海道旅で、最も楽しみにしていたことのひとつ。それは白老町の「ファームレストラン ウエムラ・ビヨンド」でいただく白老牛ステーキボウル!(前回の旅の様子はこちらから)
ということで「樽前ガロー」から約9キロ、「ファームレストラン ウエムラ・ビヨンド」にやってきました。一番乗りで開店を待ちますよ(笑)そして11時にオープン、お席にご案内~。変わらず丁寧な接客で居心地の良いお店だなあ。
オーダーは2人とも「白老牛ステーキボウル ラージ」で。今日はフンパツよ~。そして来ました、下のライスが見えないくらいお肉が積まれたステーキボウルが。
”赤みの旨さ引き立つモモステーキ”(お店のホームページより)、適度な歯ごたえで味わうごとに「今、美味い肉、食べてるな~」と実感。いったんお肉を脇に積んで1口分のライスをお肉でくるりと、そしてパクリ!と。幸せ、幸せじゃ~♪
ファームレストラン ウエムラ・ビヨンド : 北海道白老郡白老町社台289−8
白老町「仙台藩白老元陣屋資料館」で歴史にふれる
白老牛のステーキボウルでお腹を満たしたあとは、同じ白老町にある「仙台藩白老元陣屋資料館」へ。入館料は大人ひとり300円、幕末の北方警備の歴史にふれることができます。
1856年(安政3年)、ロシア勢力の南下を危惧した政府は東北の諸藩に北方の警備を命じました。そして仙台藩はここ白老の地に防衛の拠点として「元陣屋」を築きました。
これは1860年(万延元年)当時、諸藩の領地・警衛地の割当図です(稚内の北に樺太もあり、複数の藩で警衛)。
仙台藩は赤が領地、オレンジが警衛地と広大!
藩の規模で割当の面積が決められたってことかなあ。藩の石高ランキング(文久3年・1863年)で仙台藩は堂々の3位だもんね。「元陣屋」が築かれたここ白老は一番西の端っこです。(日本海側の赤に見えるところは津軽藩領)
最初に派遣された人々の中には陣屋建設のための大工なども含まれ、派遣費用は各人持ち(仙台藩は財政難)という厳しいものでした。
そうして築かれた陣屋の土塁は現在も残されています(写真奥の茶色い部分)。
駐留中の仙台藩士は地元のアイヌとの融和につとめていたそうです。しかし、1868年(明治元年)に勃発した戊辰戦争で白老にも官軍が迫る危険が出たため仙台藩士は去り、12年の歴史に幕をおろしました。
仙台藩白老元陣屋資料館 : 北海道白老郡白老町陣屋町681−4
「仙台藩白老元陣屋資料館」、北海道開拓が本格的になる明治期前夜の歴史を知ることができました。このあとは白老のスーパーで買い物をして登別方面へ向かいます。
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