2022年3月初旬、春を感じに西伊豆へ。満開の菜の花や河津桜、そして西伊豆のきれいな海と海の幸を満喫してきました!
3日目午後は、西伊豆の海岸線を眺めながら松崎町へ。松崎町が生んだ名職人の作品を展示する「伊豆の長八美術館」を見学します。その前にちょっとラーメン!
3日目:西伊豆の海と名所をぶらり
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2022】春の西伊豆旅③ 石室神社と石廊崎
春爛漫!夕日ケ丘 五猿の像
伊豆半島の南端にある石廊崎・あいあい岬をあとにして、西伊豆の海沿いに走る国道136号線を松崎町へむかって北上していきます。このあたりの道路は高い場所を走るところが多く、とても眺めのいいドライブルートです。車が寄せられるスポットを見つけたので、立ち寄ってみましたよ。
南伊豆町にある「夕日ヶ丘展望広場」(夕日ヶ丘休憩所とも)です。ここも春爛漫♪
青空に桜の淡いピンクが映えます、気分がウキウキしますね~。
夕日ヶ丘展望広場には「五猿の像」という5匹の猿が海に向かっている彫像が。五猿と書いて「ごえん」→「ご縁」ということらしいです。なんで猿?と思いましたが、このあと路上で野生のお猿さんを見かけましたよ!ビックリ。
夕日ヶ丘展望広場 : 静岡県賀茂郡南伊豆町伊浜
松崎町で見つけたらーめん店「らんぽん」へ
さて、ランチはどうしようかと話しながら松崎町の中心部までやってきました。以前この地を訪れたときにキンメの煮つけを食べたお店はどこだっけ?店がなかったら堂ヶ島まで戻って~、とか話しながら伊豆の長八美術館の前を通りかかると、
!! ラーメンの幟があるよ !!
ああ、この赤いラーメンの幟と「昔ながらの…」というフレーズには逆らえない…。
今から訪ねる「伊豆の長八美術館」のすぐお隣りにらーめん店「らんぽん」を発見しました。おもしろい店名だな~、これはメニューにちゃんぽんがあるんじゃないかい(当てずっぽう)。
お店に入ると「中華そば」のいい匂い~。メニューはオーソドックスな醤油、塩、味噌ラーメンとそのバリエーション。そしてチャーハン、カレー、ライス、餃子と、ラーメンとの組み合わせという感じです。ちゃんぽんはメニューにはありませんでした(笑)
ひとつは醤油ラーメン、ひとつは半チャーハンと醤油ラーメンのセット(キムチ付き)をオーダー。うん、間違いないこのスープの色につるっとした中太の麺。醤油ラーメンは昔ながらの中華そばといったおもむきのおいしさ!チャーハンもややしっとり寄りの好みの味でGOODでした。
らんぽん : 静岡県賀茂郡松崎町松崎24−3
松崎町・伊豆の長八美術館へ
松崎町が生んだ左官の名職人、というか鏝絵の芸術家「入江長八」をご存じでしょうか?左官職人から装飾的な鏝絵を極めて、東京にも長八が手掛けた作品が残るという名人です。
その足跡や作品が展示されているのが、長八の生まれた松崎町にある「伊豆の長八美術館」です。たしか「ズームイン朝!」(そうとう大昔ですが)で取り上げていたのが知ったきっかけだっけ…。
ガイダンスビデオを見て展示スペースを回るまえに、ルーペの貸し出しがありますのでお忘れなく。左官・鏝絵というイメージからはかけ離れた繊細な作品があるので、ルーペ必須です。あと、撮影可能な作品にはマークがあります。
凹凸が陰影を生む富士山のある風景。右上の和歌も細筆で書いたような大きさですが、漆喰が盛り上げられて立体的なんです。ここもルーペ必須。
ほかにも土蔵の扉内側の装飾やランプ掛けなど、建築の装飾としてつくられたものなどが展示されています。そして長八が使ったという、工夫がこらされた道具なども展示されています。
伊豆の長八美術館が建設されたときには全国の左官職人が集まって作業をしたそうです。通路の天井にあった天女、これもそういった左官職人さんたちの仕事でしょうか。
伊豆の長八美術館 : 静岡県賀茂郡松崎町松崎23
松崎町・なまこ壁通りをちょいぶら
伊豆の長八美術館を出て、国道136号線を横断して中宿通へ。ここはなまこ壁通りとも呼ばれています。養蚕で富を得た松崎町の人々が、風の強い西伊豆の気候に耐える防火性のある堅牢な建物をつくりました。
こちらは「山光荘」というお宿。なまこ壁というのは壁の下半分くらいに使われるイメージでしたが、そうでもないのかな。
山光荘のお向かいにある古民家「伊豆文邸」。2階までなまこ壁におおわれた元呉服店の建物です。1階は無料の休憩スペースとして開放されています。ずらりと並んだお雛様たち、ここにも春がありましたね。
さて、そろそろ予約した民宿のチェックインの時間です。雲見海岸というところにある海鮮料理が自慢の民宿に今夜は予約をとりました。楽しみです!
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