【キャンピングカー快適化 2023】その1 マイZIL5の電力事情とさらなる快適化

2023キャンピングカー快適化NO1 キャンピングカー快適化
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2022年夏に新たな旅の相棒となった「バンテック ZIL5」、快適化のお話です。

2023年キャンピングカー快適化その1。我が家のZIL5の電力事情のご紹介とさらなる快適化のお話です。大容量4ポジションバッテリースイッチ設置で、ソーラーパワーのさらなる有効活用を。

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マイZIL5の電力事情とさらなる快適化

ZIL5の電力事情、早起き鳥一家の場合

2023年の春旅でご紹介した我が家のZIL5の電力事情を再掲します。
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2023】花とご当地飯!春の東海近畿北陸旅⑤ 京都・RVパークと王将呑み

ZIL5に搭載されているサブバッテリーは容量300A。それからルーフに京セラの220w単結晶ソーラーパネルを搭載しています。そしてK2時代から持っていた2種類のリチウムイオン・ポータブル電源と、ポータブル電源専用の120w折畳式ソーラーパネルを積んでいます。

キャンピングカー快適化 ポータブル電源ジャックリー

ポータブル電源の1つ目は、Jackleyのコンパクトポータブル電源「ポータブルパワーステーション 400」。AC/DC/USBの3つの出力ができて容量は400Wh、AC100Vコンセントは正弦波でパソコンの充電などにも使え、Jackleyへ給電しながら使用できるパススルー機能も装備しています。

もともとはインフレータブルのカヤックや釣り用のゴムボートを膨らませるためのエアーポンプへの電源供給用のもので、海や湖などの水際に運んで使用するため軽量タイプのものと考えて購入したものです。

今になってみると容量は充分とは言えませんが、消費電力の少ないTV(19W)の電源やポケットWi-Fi、スマホの充電に利用しています。こうするとサブバッテリーのインバーター(DC12VをAC100Vに変換する機器)を立ち上げる必要がないので便利です。

キャンピングカー快適化 ブルエッティ

そして2つ目は「BLUETTI(ブルーティ)」。AC/DC/USB/TYPECの4つの出力ができて1500Whの大容量、AC100Vコンセントは正弦波、もちろんJackley同様にパススルー機能が装備されています。

この「BLUETTI」を最大限活用するために、ZIL5購入時にオプションでポータブル電源からサブバッテリーに電力供給できるよう室内ソケットを配線していただきました。移動距離が短く走行充電が少ない場合や雨天などでソーラーから充電されない時に、ポータブル電源を外部充電とみなして活用できるように取り付けていただいたコンセントです。これでサブバッテリーに電力供給するときも車の外へ配線コードを出さずに充電できます。これ地味に便利なんですよね。

そしてZIL5に標準装備されているのが「デュアルソース・エアコンシステム」という非常に優れた電力供給システムです(下の図)。

このシステムの特徴はエンジン稼働時にオルタネーター(130Aの発電機)で発電されだ電気をサブバッテリーへ走行充電用として給電する。一方で走行時にもAC100Vの家庭用エアコンを稼働させたい時は、オルタネーターから直接給電し稼働させる。こうすることでサブバッテリーの負担を減らそうと考えられた仕組みです。

その仕組みをそのままポータブル電源の走行充電用に応用してしまおうという作戦です。

バンテック デュアルソースエアコンシステム

この車内ソケット増設とデュアルソース・エアコンシステムを応用したことで、

◆停車時に室内ソケットを使って「BLUETTI」に貯まった電気を、サブバッテリーへ外部充電するのと同じように給電できる
◆走行時に車のオルタネーターから直接「BLUETTI」に充電ができる

この2つが非常に便利です。普段、使用電力の大きい小型IHコンロやパソコンの電源は「BLUETTI」から使うようにし、使用した電力分を折畳式ソーラーパネルや走行充電で補っています。
そして、日差しがない・長距離走行の予定もないなど充電がままならなくても、「BLUETTI」から給電ができるんです。加えて夏場の蒸し暑い睡眠時に家庭用エアコンを長時間使用する時などもサブバッテリー(300A)と「BLUETTI」(125A)のポータブル電源があれば、朝まで快適に眠ることもできちゃいます。

ソーラーパワーを余さず活用、充電切り替えスイッチの設置

ZIL5のサブバッテリーは前項でご紹介したように、車を走らせると充電される走行充電システム、停車中はルーフソーラーパネル充電システムからの2系統で給電されようになっています。

そこで湧いてきた疑問。
サブバッテリーが走行充電で100%になったあとも日射があればソーラーパネルは発電をしているワケだけど、常時稼働させている冷蔵庫などで使用した分を補った残りの発電分はどこへ…?。
こんなことを考え始めたキッカケは…

ふたつのポータブル電源(1500whと400wh)への充電方法のひとつである折畳式ソーラーパネルからの給電時なんです。これ結構労力が必要なんですよ。ソーラーパネルを収納庫から引っ張り出して、太陽に向けてセッティングしたり、場合によってはリアラダーを使ってルーフに持ち上げパネルを広げたり、仕舞ったりするのが結構面倒なんですよねぇ、まあまあ重いですし…

それで思いついたのが、サブバッテリーが満タンの時に行き場がなく余っている(だろう)ルーフソーラーパネルの電力をポータブル電源への供給できないかということ。このアイディアを「チアードRV」の技術スタッフさんに相談してみようか。

そして提案していただいたのが写真の大容量4ポジションバッテリースイッチです。このスイッチは保護電源&漏電防止が付いてスイッチの切替時に火花が出ない(これ大事!)コスパのいいアイテムだそうです。『おぉ!やっぱ訊いてみるもんだ!』と早速設置をお願いしました。

使い方はこんな感じ、
正面左側へ回した(1)の位置はサブバッテリーへ単独充電
正面右側へ回した(2)の位置はポータブル電源へ単独充電
正面中央の(1)&(2)の位置はサブとポータブルの両方へ振分け充電が可能となります。

これでポータブル電源に充電する方法が、走行充電+折畳式ソーラーパネル、そして今回快適化していただいたルーフソーラーパネルからの3通りでの充電が可能となりました。

今回の大容量4ポジションバッテリースイッチ設置により、電力事情が更に改善できました。このシステムがあれば、旅の途中で充電量が不足した時、外部電源設備のあるRVパーク等を利用する回数も軽減されると思います。

キャンピンガーで長旅をするのに電源事情の改善は本当に大切です。次の旅で快適化がイメージ通りになったかどうか体感してみたいと思います。

※キャンピングカーの電源周り快適化の注意点
自分たちは架装部分に関する電源周りの快適化は基本的にビルダーやディーラーの技術スタッフの方へお願いするようにしています。
理由は素人がDIYでシステムや配線を弄ると将来の下取り価格に大きく影響する可能性が高いためです。特にビルダーで標準搭載されていたサブバッテリー(鉛バッテリー)から通販などで個人購入したリチウムバッテリーにDIYで変更する際は要注意のようです(You Tubeなど観てると簡単そうなんですけどね)。
これは「交換したリチウムバッテリーや周辺機器、配線の変更が原因と思われる火災やトラブルが実際に起きているから」ということらしいです。こういったキャンピングカーは「そのままでは品質保証できない」という買い取る側の理由は当然といえば当然のことですよね。
つい最近も注意喚起を目的として、実際の見積り書と共にSNSに投稿されてた方がおられました。
その方の話しでは買い替えを検討してたそうで、DIYでリチウム化したキャンピングカーの下取り見積りを全国規模で展開しているキャンピングカー取り扱い専門の販売店にお願いしたそうです。ところが上記理由で100万円以上も下取り額を下げられ目論見と大幅に違ってしまい買い替えを断念したとのことでした…。
こういった話しを聞くと「リチウム化って簡単そう、そしてコストも安く収まりそうだ」と安易にDIYしたリチウム化が、将来の買い替え時にこんな査定になったら本末転倒かな?と思うと躊躇しちゃうんですよね。

■ マイキャンピングカーⅡ DATA
車 名:バンテック ZIL5(ジル5)
ベース車:トヨタカムロード

サイズ:全長5160mm 、全幅2110mm 、全高2940mm
※車検取得時のサイズ
室内高:1890mm
乗車 / 就寝定員:7人/5人
エンジン / 排気量::ディーゼルターボ 3000cc
駆動 / ミッション:2WD / 4速AT

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