浮世絵「名所江戸百景」の場所を探してカメラ片手にぶらぶらと。描かれた名所は現在どうなっているのか、なるべく同じアングルで写真を撮っています。さらに、時代小説の舞台やおいしい店を求めて寄り道も。今回は神田周辺をさんぽします。
神田で名所江戸百景の風景をさがす
浮世絵|名所江戸百景 神田紺屋町
秋の部 通し番号76
神田には幕府御用達商人の住む町に近いことから、それに関連する職人をあつめた職人町が形成されました。その職種は多岐にわたっていましたが、神田紺屋町もそのひとつ。
藍染め職人が集まった町がここ神田紺屋町です。本図には藍染めで染め上げた生地が高々と幾枚も干され、奥には江戸城の富士見櫓、そしてその奥には富士山が顔をのぞかせています。
神田紺屋町の現在
神田紺屋町のアングルをさがして神田駅東口を出て、東へウロウロ。オフィス街といっていい神田界隈、休みの日の朝は人もまばらです。電柱の住居表示に神田紺屋町を見つけました。神田紺屋町はとてもせまい町域らしく住居表示には数字のみで、〇丁目〇ー〇といった表示はありません。
神田紺屋町のT字路から西方向の神田駅に向かって撮影しました。
古い町名が残っているのは貴重ですねえ
名所江戸百景全119枚の図絵 ウィキペディア 名所江戸百景
参考 「江戸切絵図で歩く広重の大江戸名所百景散歩」 人文社
神田で行った店、お気に入りの店
職場の場所が変わってから訪れるようになった神田界隈。にぎやかで雑多で好きな街です。
おでん お多幸神田店
1971年に開業したおでん屋さんです。訪れた日は職場の仲間とワイワイと。
色の濃い目のおでんですが、おいしさは格別。特におすすめなのが家庭ではなかなかできない豆腐のおでん。やわらかいお豆腐にしっかり味が沁みて納得のおいしさです。おでん以外のおつまみも豊富で人気のお店です。
お多幸神田店 : 東京都中央区日本橋室町4-3-11 共同ビル1F
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