浮世絵「名所江戸百景」の場所を探してカメラ片手にぶらぶらと。描かれた名所は現在どうなっているのか、なるべく同じアングルで写真を撮っています。さらに、時代小説の舞台やおいしい店を求めて寄り道も。今回は上野公園周辺さんぽその1です。
上野公園で名所江戸百景の風景をさがす
浮世絵|名所江戸百景 上野清水堂不忍ノ池
春の部 通し番号11
京都の清水寺を模してつくられた上野の清水(観音)堂は、清水寺ほど高くはないものの上野の山の上にあるので不忍池が一望できます。上野は桜の名所でしたが、歌舞音曲は禁止、夜には閉鎖されるということで老人や女性の見物人が多かったとか。
上野清水堂不忍ノ池の現在
写真の石燈籠の奥に見える赤い欄干が舞台で、現在も上野清水観音堂からは不忍池を見渡すことができます。秋の90に描かれている「上野山内月のまつ」を模した松が清水堂から不忍池を見晴らす場所に植えられています。
不忍ノ池
春は桜の花が美しい不忍池ですが、夏は蓮の花が風にゆれる景色を楽しむことができます。
池波正太郎のエッセイに、小さいころに祖父が蓮見に連れて行ってくれたというお話があります。花が美しく咲いている朝早くの蓮見は、背後の弁天堂もあいまって幻想的な景色だったに違いありません。
清水観音堂 : 京都台東区上野公園1−29
名所江戸百景全119枚の図絵 ウィキペディア 名所江戸百景
参考 「江戸切絵図で歩く広重の大江戸名所百景散歩」 人文社
上野公園で行きたいsocoココ
火鍋がおいしい 小肥羊 上野公園店
寒い冬でも暑い夏でも、無性に食べたくなるのが火鍋です。ここ「小肥羊 上野公園店」ではランチにも火鍋をいただくことができます。(火鍋ランチセット 1,680円)
スープは二人で行けば2種類頼むことができます。写真は、麻辣スープと白湯スープです。お肉は鶏肉、ラム肉。野菜がたっぷりと水餃子がついています。具を煮込んでいくほどに味わい深くなるスープの中からいろんな香辛料やにんにくが浮かんできます。
東京国立博物館のミュージアムショップ
上野公園には様々な博物館・美術館があります。それぞれにミュージアムショップがありますが、Qのおすすめは東京国立博物館本館のミュージアムショップです。国立博物館の入口にもミニショップがありますが、館内のミュージアムショップは圧巻の広さです。
商品も多種多様にわたり、見ているだけで時間がたつのを忘れてしまいます。いいな~と狙っているのは鳥獣戯画のミニ絵巻、高さは12cmくらいかな。アクリルの絵巻スタンドをセットで買えば、見たい場面を開いて立てて飾っておくことができます。欲しい・・・。
小肥羊 : 東京都台東区上野2-14-31 レイクサイドビル3F
東京国立博物館 : 東京都台東区上野公園13-9
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