京橋・銀座さんぽ②【大鋸町・明治屋京橋ストアー】

江戸東京中心部 江戸東京100景
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浮世絵「名所江戸百景」の場所を探してカメラ片手にぶらぶらと。描かれた名所は現在どうなっているのか、なるべく同じアングルで写真を撮っています。さらに、時代小説の舞台やおいしい店を求めて寄り道も。今回は京橋・銀座さんぽその2です。

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京橋・銀座で名所江戸百景の風景をさがす

浮世絵|名所江戸百景  市中繁栄七夕祭

秋の部 通し番号74
七夕といえば現在では夏の風物ですが、江戸のころは秋の風物でした。
江戸の七夕はとても盛大で、願いがかなうように飾りを工夫し、なるべく高く竹をかかげました。町中に七夕の竹が立てられたその壮観な景色が描かれています。江戸市中にひるがえる無数の七夕飾りの向こうにはやはり富士山、江戸の太平と繁盛を見守っています。

安藤広重が晩年の10年間、日本橋と京橋のあいだにある大鋸町という町に住んでいました。市中繁栄七夕祭りはこの大鋸町から西をのぞむ形で描かれています。周辺は繁華で裕福な商家町、七夕の飾りも華やかであったようです。

漫画「猫絵十兵衛」は江戸を舞台としたファンタジー漫画です。七夕の様子を描いたエピソードがあり、市中の人々の七夕への熱心さが描かれています。そのなかには本図を参考にしたかな?というシーンも。江戸と猫がお好きな方にはおすすめの漫画です。

市中繁栄七夕祭(大鋸町)の現在

安藤広重が晩年の10年間を過ごした大鋸町は、現在の京橋1丁目の一部にあたります。京橋1丁目9番、ブリヂストンタイヤジャパン本社の向かい付近に案内板があります。写真はそこからすぐの角から西に伸びる通りを向いて撮影しています。

大小さまざまなビルが立ち並ぶオフィス街ですが、最近では新しいビルの建設もすすみ、変化を続けている場所です。

名所江戸百景全119枚の図絵 ウィキペディア 名所江戸百景
参考 「江戸切絵図で歩く広重の大江戸名所百景散歩」 人文社

京橋・銀座で行きたいsocoココ

明治屋京橋ストアー

レトロなビルが素敵だった京橋の明治屋が建て替えのための一時閉店後、2015年に再オープンしました。訪ねてみると、依然とかわらないレトロなたたずまいにうれしくなります。日本各地のおいしいものや、輸入食品、ワインの品揃えも豊富でいろいろ発見のある楽しいお店です。

明治屋ビルの上の階に用事があり、エレベーターを利用しました。新しいビルにもかかわらずクラシックなデザインのエレベーターで(階数表示がメーター?のような)こだわりを感じました。

周辺のビルの建て替えが進む京橋界隈、明治屋京橋ストアーの背後にそびえるのは京橋江戸グラン、商業施設やオフィスなどの複合ビルでおしゃれなお店がたくさんはいっているようです。

やっぱり楽しいお店です♪

明治屋京橋ストアー : 東京都中央区京橋2丁目2−8

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