浮世絵「名所江戸百景」の場所を探してカメラ片手にぶらぶらと。描かれた名所は現在どうなっているのか、なるべく同じアングルで写真を撮っています。さらに、時代小説の舞台やおいしい店を求めて寄り道も。今回は後楽園・小石川周辺をさんぽします。
後楽園・小石川で名所江戸百景の風景をさがす
後楽園・小石川で名所江戸百景に描かれた場所はありませんが、江戸のおもかげをさがしてみました。
牛天神北野神社
鎌倉時代に源頼朝により創建された牛天神北野神社。「撫で牛(ねがい牛)」発祥の神社ということで、撫でられてツヤツヤになった黒い石の牛が境内にねそべっています。牛天神下交差点から近くの路地の奥には写真のような趣のある参道があり、初詣にはこの急な階段の下まで長く参拝の人が並びます。
春には梅まつり、秋には菊祭りと季節ごとの行事があり、境内には樋口一葉の師であった中島歌子の歌碑もあります。近くの安藤坂には中島歌子の私塾「萩の舎」あとの案内板をみることができます。
池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」には、男をたぶらかかす女盗賊の仮の住まいが牛天神下の商家と描かれています。(猿塚のお千代)
小石川 源覚寺こんにゃくえんま
眼病の平癒を願ったお婆さんが祈願をしたところ、夢の中に閻魔様があらわれみずからの右目をくださるといわれたそうです。その通りお婆さんの目は治り、閻魔像の右目は割れて濁っていたそうです。お婆さんは感謝のしるしとして好物のこんにゃくを断ち、それが「こんにゃく閻魔」の由来となったそうです。(源覚寺HPより)
今でもお堂にはこんにゃくが多く供えられています。
小石川後楽園
東京ドームのお隣に広がるもと水戸徳川家の庭園。四季折々に美しい姿を見せます。
ここには食事処「涵徳亭」があって、後楽園の庭を眺められる広間で食事をすることができます。(予約状況によっては通されるお部屋が違う場合があります)都の公園のせいか、お値段もリーズナブルです。
牛天神北野神社 : 東京都文京区春日1丁目5−2
こんにゃく閻魔 : 東京都文京区小石川2丁目23−14
小石川後楽園 : 東京都文京区後楽1丁目6−6
名所江戸百景全119枚の図絵 ウィキペディア 名所江戸百景
参考 「江戸切絵図で歩く広重の大江戸名所百景散歩」 人文社
後楽園・小石川で行きたいsocoココ
後楽園 東京ドーム&ラクーア
野球やライブなど常にいろいろなイベントが開催される東京ドーム。イベントによって集まる人々の雰囲気ががらりと変わるのがおもしろいところです。こんな感じで夜の景色がきれいですが、冬はイルミネーションも加わってさらに華やかです。
この景色を楽しむのにおすすめなのはスパラクーア。ラクーアの上階にあるスパラクーアはラウンジや食事処もラクーアや東京ドームに窓が面しているので、きれいな夜景を楽しむことができます。ついで(?)にお風呂も入ってリラックス!都心のオアシス空間です。
小石川 無煙炭火焼肉 新香園
白山通り沿い、昔は道路をはさんだ西片にあったという創業60年近い焼肉屋さん。地元で人気のお店でいつも一杯のお客さんでにぎわっています。
写真は、おススメのひとつ上ミノ(辛味噌味)。もうひとつのおススメは厚切りカルビ。厚みのあるお肉を焼きながらハサミで一口大にしてほおばるのが最高です。
網が炎上した時のベテラン店員さんの氷さばきがすばらしい!
春日 MENSHO TOKYOのまぜひつじ
文京区役所近くの春日通り沿い、中央大学への坂道をのぼりはじめるところに「MENSHO TOKYO」があります。行列のできる店やなーと思っていたので入ってみました。メニューはラム豚骨、またはラム煮干しという個性的なラーメン。つけ麺もそれぞれラインナップ。
今回目についたのはこの「まぜひつじ」。パクチー、ピーナツ、海苔、ラムそぼろ、卵黄などなどをしっかり混ぜていただけば、うん、イケる。新しい世界がひらけます。ちなみにPの食べたラム煮干しもひつじの味がしっかりするおいしい一杯でした。
無煙炭火焼肉 新香園 : 東京都文京区小石川1丁目11−13 新香園ビル 2F・3F
MENSHO TOKYO : 東京都文京区春日1丁目15−9
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