爽やかさを求めて6月の北海道へ。まだ見ぬ景色と美味を求めて道央道南を中心に夏の始まりの北海道を旅します。
旅6日目、石狩市から増毛町へ。キャンプ場から歩いて増毛町にある最北の酒造「国稀酒造」、そして映画のロケ地を見学。
6日目:増毛町で酒造とロケ地を巡る

前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
朝の車中飯:ゆで卵のはなし
おはようございます、マイキャンピングカーZIL5で日本各地を旅する早起き鳥一家です。6月の北海道旅、6日目になりました。旅4日目から石狩市に滞在しております。
「麺や雅」(雅味噌らーめんうまし!)、「コープさっぽろ いしかり店」(刺身盛りが美味!)、「RVパーク石狩FIELD」、RVパーク周辺ぶらり。それから「佐藤水産サーモンファクトリー」でランチと買い物、そして「道の駅石狩あいろーど厚田」へ。
道の駅で迎えた朝、むくっと起きてちょっと考えたあと「ゆで卵でもつくるか…」。
少し前に覚えた5分ゆで卵。鍋に張る水は1センチ、卵を入れてフタをして沸いたら5分茹で、そのあと火を消して5分そのまま。そして冷やすと写真のように中心がほんのり濃い黄色のいい茹で加減に仕上がります。
水は1センチなので沸くのが早く、5分しか茹でないということで燃料の節約にヨシ。しかも安定の茹で具合(いつも冷蔵庫から出してすぐに茹でてます)。さあて、今日はマヨであえてパンに挟もうかな。
厚田~増毛、オロロンラインを走る
お世話になった「道の駅石狩あいろーど厚田」をあとにして、国道231号線通称オロロンラインを北上します。2~3日お天気が悪かったせいか10時半時点で気温はなんと15度、寒いわ~。
じゃあ、増毛町にむけて出発!
スタート地点の厚田はまだ石狩市、でもだいぶ石狩の北のはずれまで来たんじゃね?と勝手に思っていましたが、46キロほど先の雄冬岬まで石狩市でした、デカイね。
最初はどんよりしていましたが、徐々に空が晴れてきて気持ちいいドライブになりました。真っ青な海がきれいやね。
増毛町・暑寒別浜キャンプ場へ
石狩市のほぼ北端「雄冬岬」を通過すると増毛町雄冬の集落へ。ここにはオロロンライン沿い、そして海が目の前に見える「増毛町雄冬野営場」(無料)があります。ここもいいトコロだな~と通過して20キロ、「暑寒別浜キャンプ場」にやってきました。
「暑寒別浜キャンプ場」は無料、トイレと炊事場があります。そして広いキャンプ場&駐車場の目の前は海!
キャンプ場に落ち着いたところで、歩いて増毛町の中心部に向かいます。わっ、残雪がすごい、あれは「暑寒別岳」なのかな?
暑寒海浜キャンプ場 : 北海道増毛郡増毛町暑寒海岸町72−1
増毛町・最北の酒造「国稀酒造」へふらり
「暑寒別浜キャンプ場」から歩いて10分、「国稀酒造」にやってきました。
「国稀酒造」は日本で最北にある日本酒の酒蔵です。趣ある建物がいいですねえ、中に入ると「国稀」のお酒がずらり、そしてお土産も揃っています。
えーと、試飲ができるって聞いたんだけど…。
と、キョロキョロすると「↑試飲コーナー」のサインが。吸い込まれるようにそちらに歩き出す2人。酒造りの様子を垣間見つつ、奥の試飲コーナーへ。
試飲を希望すると、好みを聞いて合いそうなものを勧めてくれます。試飲はひとり3銘柄まで、なので2人で6銘柄試飲させていただきました。
お話を聞くと、はじまりはなんと呉服商だったそう。そこから生活用品、海運業、そしてニシン漁などに手を広げ、日本酒造りもはじめたというのが「国稀酒造」ということです。当時、増毛はニシン漁でとても栄えた町でした。
増毛と最北の酒造の歴史を聞いて、試飲のあとは気に入った2本をお買い上げ。楽しい時間でした。
国稀酒造 : 北海道増毛郡増毛町稲葉町1丁目17
増毛町・映画のロケ地をぶらり
「国稀酒造」で日本酒を選んだあとは、もう少し東へ歩いて旧増毛駅周辺へ。
「国稀酒造」にあった映画「駅 STATION」の紹介パネル。
旧増毛駅周辺は1981年に公開された映画「駅 STATION」(高倉健主演)の舞台になり、ロケ地となった建物が残されています。
逃亡犯の妹が働いていた「風待食堂」、建物が残されています。
「風待食堂」の中は観光案内所になっていて、その中に高倉健が増毛で出会う女性(倍賞千恵子)が営む居酒屋のセットが再現されています。
この日の夜、映画「駅 STATION」の鑑賞会を開催。久しぶりに観たけど、面白い映画だなあ。居酒屋の中は映画でもそのまんま、カウンター奥の赤いテレビで寄り添った二人が紅白歌合戦を観ていました。八代亜紀がね、冬景色の増毛に合うのよ。
それから午前に通り過ぎてきた雄冬の町(映画では高倉健の故郷)。なんと映画当時は陸の孤島だったんですね~。1981年に国道231号の不通区間が解消するまでは定期船で行き来をしていました。映画では、定期船に乗って去る高倉健に雪の中手を振り続ける年老いた母親が印象的でした。
風待食堂 観光案内所 : 北海道増毛郡増毛町弁天町
さて、話を戻しまして。映画の世界にふれたあとは、お昼ごはんを仕入れに港寄りにある「港町市場」に行ってみたいと思います。お目当ての甘エビ丼あるかなあ。
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