2022年夏、早起き鳥一家はZIL5で初めての長旅へ。涼を求めつつ、静岡から東北へむけてのんびり旅していきます。
旅14日目、尾瀬の玄関口・福島県檜枝岐村で尾瀬の自然を味わえる「ミニ尾瀬公園」へ。そして「檜枝岐歌舞伎の舞台」に出会います。
14日目のつづき:ミニ尾瀬公園と歌舞伎舞台
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2022】東日本涼さがしの旅⑯ 三依渓流釣り場と尾瀬檜枝岐
”涼”ポイント:檜枝岐村「ミニ尾瀬公園」へ
旅14日目になりまして、昨日から福島県の標高約900メートルの”涼”ポイント檜枝岐村におります。檜枝岐村は尾瀬への福島側からの玄関口、道の駅周辺も大勢の登山客で賑わっていました。夕方からは気温もしっかり下がって、よく眠れましたね~。
福島県に住んでいたこともある早起き鳥一家ですが、実は檜枝岐村を訪れるのは初めて。なので今日は檜枝岐村を楽しんでから会津の方へ移動しようかなと思っています。朝イチ「燧の湯」で渓流のせせらぎを聞きながら朝風呂を楽しみまして、お次は「ミニ尾瀬公園」へ。
尾瀬へ登るのは準備もないしハードルが高いので、尾瀬の自然を味わえるというこのスポットにやってきました。国道352号線沿いに広々とした駐車場があります。きれいな伊南川を渡って公園へ、入園料は無料です。
細長く広がる「ミニ尾瀬公園」、湿原エリア、山里山野草エリアに分かれています。それぞれ木道が整備されていて歩きやすく、自然を感じながら散歩が楽しめます。
今日は日差しがきついので、日陰のある山里山野草エリアを歩く方が快適です。水路沿いにのんびり歩くの気持ちいいなあ、緑がきれいだし水がとっても澄んでます。
木道沿い、水路沿いにはきれいな花々が。あっ桔梗、季節はもう秋だなあ。
水路にはたくさんの魚が見えました、水底にゆれる水草と美しい魚体。
ゆっくり一巡りして、公園の中央にあるインフォメーションセンターに戻ってきました。カフェで一休みしますか。
ミニ尾瀬公園 : 福島県南会津郡檜枝岐村左通124―6
「ミニ尾瀬公園」のカフェで栃みつジェラート
インフォメーションセンター内にあるカフェでちょっと一休み。
風が気持ちいいテラス席に陣取りまして、栃みつジェラートを買ってきました!
バニラのジェラート、真ん中のくぼみに栃みつ(栃ノ木の蜜、なかなか貴重らしいです)が入っています。スプーン代わりのミニコーンがついているのでちょっとずつ蜜をすくってジェラートと一緒に。いい景色、吹き抜ける風、おいしいジェラート、最高です。
ちなみにカフェでは、「サンショウウオジェラート」なんていうのもありまして。文字通りサンショウウオの丸干しがぶっ刺さった映え度満点のジェラートらしいんですが、買う勇気が出なかった(笑)。
それにしてもサンショウウオの丸干し、名物なのかな?道の駅にある「尾瀬交流センター」のショップにも売ってましたよ。それとサンショウウオの丸干しを使ったドレッシングとか…。やっぱり買う勇気は出なかった(笑)
檜枝岐村の水神様「橋場のばんば」
「燧の湯」から「ミニ尾瀬公園」に行く途中に見かけたずらりと並ぶ芝居の旗。気になったので見に行くことに。中土合公園駐車場にZIL5を停めてぶらりと歩いていくと、ありました「歌舞伎の舞台」そして「橋場のばんば」の看板。
芝居の旗がなびいているので、歌舞伎の舞台はわかるんですが「橋場のばんば」とは?
「橋場のばんば」は鎮守様への参道途中にありました。ばんば(おばあちゃんのことだよね?)の石仏は水神様、さらに縁切り縁結びの神様として信仰されているそうです。ばんばの祀られた小屋には巨大なハサミも祀られていました。
悪縁を切るには新しいハサミ、良縁を切れないようにするにはさびたハサミを供えるといいそうです。
橋場のばんば : 福島県南会津郡檜枝岐村居平672
檜枝岐神社奉納歌舞伎の舞台
「橋場のばんば」からさらに参道を奥に進むと広場に出ます。そこにあるのが「檜枝岐歌舞伎の舞台」、茅葺屋根のとても立派な舞台です。
鎮守様への奉納歌舞伎なので、舞台は檜枝岐神社に向けて建てられているそうです。目の前は山、舞台をぐるりと囲むように山の斜面は石段状につくられています。上演の時には客席になるんだろうなあ、ちょっとローマのコロッセオを思い起こさせます(行ったことないけど)。
舞台の向かって左側には花道があって、花道の裏からは舞台の袖へと通路が。江戸の歌舞伎を見た農民が見よう見真似ではじめたという檜枝岐歌舞伎、以後270年も継承されています。
檜枝岐の舞台 : 福島県南会津郡檜枝岐村居平
初めての檜枝岐村、いろいろ楽しかったです。いつか尾瀬にも行ってみたいなあ。さあ出発、今日はどこまで行こうか。
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