爽やかさを求めて6月の北海道へ。まだ見ぬ景色と美味を求めて道央道南を中心に夏の始まりの北海道を旅します。
旅29日目は北海道最西端の景色を眺めて、せたな町の宿「あわび山荘」へ。温泉とあわび料理を楽しみます。
29日目のつづき:あわびの宿で

前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
北海道最西端「尾花岬」をのぞむ
こんにちは、マイキャンピングカーZIL5で日本各地を旅する早起き鳥一家です。北海道6月旅29日目、せたな町にあるレトロ食堂「みつわ食堂」で1枚カツカレー(かなりビッグ!)と五目ラーメンをおいしくいただいてかなりの腹パン状態に(笑)
今日は宿に泊まっておいしい料理をいただく予定なので、ちょっと予定外だったな~。まあ、朝を軽く済ませて、ランチは早めに食べたから大丈夫かな。
岩内町からここせたな町まで、日本海沿いに延びる国道229号線を走ってきました。ここで国道は内陸にルートを変えるので我々は道道740号線へ。
道道740号線はしばらく走ると海岸線に沿って走るルートになり、29キロ先で再び国道229号線に戻るまで景色を楽しみながらドライブできます。途中道幅が狭い部分もありますが、ウチのZIL5でもすれ違いにそこまで困りませんでした。
途中にはこんな奇岩が並ぶ場所あり。そして、海がとてもきれい!
国道229号線から分かれて22キロ地点にお目当ての立ち寄り地点があります。海から切り立つ崖上にある「太田神社」です。
とはいってもここは拝殿、背後の険しい山に本殿があり(途中、本殿にむかうめちゃ険しい石段が見えた!)ます。北海道最古の山岳霊場とされ、本殿は断崖絶壁(鳥居左上の奥あたり)に建っているそうです。修行の大変さを思いながら、粛々とした気持ちで参拝。
そして、見どころがもうひとつ。境内からは北海道最東端「尾花岬」をのぞむことができるんです。「尾花岬」は簡単には行けない場所、ここから北海道の4つの端っこ制覇!ということにします。
写真左上に映っているのは「定灯籠」、1857年に設置された道内最古の灯台です。ちょっと変わった形だなあと思ったら、どこから見ても「太田」の形に見えるようになってるんですって。カッコいいなあ、これ。
▶これで北海道4つの端っこ制覇!
最北端(日本本土最北端)「宗谷岬」、最東端(日本本土最東端)「納沙布岬」、最南端「白神岬」
太田神社 (拝殿) : 北海道久遠郡せたな町大成区太田17番地
せたな町「あわび山荘」に宿泊
日本海沿いを走る絶景ドライブのあとは再び国道229号線へ。ここからは国道も海沿いルートに戻ってきます。今日は合流点から5キロほど先のところにある「あわび山荘」に宿泊します。
考えてみると北海道で宿に泊まるのって久しぶりかも。もしかして、利尻島以来なのかな?(2020年、利尻島「旅館 雪国」に泊まって翌日はスクーターで島一周)
国道から少し入ったところにある「あわび山荘」。前身は国民宿舎ということで、外観から部屋まで公共の宿感あり。トイレは部屋の外、冷蔵庫は室内にあり。冷蔵庫の中にはピッチャーに入れた水が冷やしてありました。
かなりレトロな館内ですが、温泉は最高。
宿と直結している「貝取澗温泉」で茶色い濁り湯を満喫できます(日帰り利用も可能)。さて、お楽しみの夕食の時間だ。いい感じにお腹もすいたぞ~。
あわび山荘 : 北海道久遠郡せたな町大成区貝取澗388番地
驚きのボリューム!「あわび山荘」の夕食
ということで食堂にむかう我々。「あわび山荘」の名のとおり、この宿は蝦夷アワビを使った料理が名物。予約したプランも3種のアワビ料理つきということで、楽しみにしてきました。
「今日は平日だけど、他にお客さんいるのかな?」
とか言いながら食堂の中へ。ぱっと見、自分たち含め3組かな。でもって、テーブルいっぱいに乗っている料理のところは4人とかかな~。と思ったら、
!! 自分たちの席でした !!
テ、テーブルに隙間が無いぜ。ちょっと料理を列挙してみますと。
まずは目玉のあわび刺し、踊り焼き、パイ包み焼き。口取りには酢牡蠣、ホタルイカなど。刺し身が2種、茶碗蒸し、ジンギスカン、すき焼き、サーモンの洋皿、うなぎの乗ったご飯、汁物、おしんこ、デザートのオレンジ。
それにジンギスカンのタレやらすき焼き用の生卵の入った小鉢とかもあるから、もうカオス。瓶ビールを頼んでも、置き場に困っちゃうくらい(笑)でも、自分のペースで食べられる、最初から全部出しスタイルはけっこう好き。さあ、いただきますよ!(脳内腕まくり)
まずはアワビの踊り焼きに火を。
チャッカマンが置いてあるので、自分でバンバンやりますよ。よっしゃ、まずはビールで乾杯!
焼き加減はどうしたらいいか宿の人に聞いてみたら「生でも食べられますので、お好みで」とのこと。身が動き出して、ちょっと縮んだあたりでナイフでこそげて皿に移してカットしてパクリ。ウマイ!刺し身もいいけど、火を通すと柔らかくて旨味が出るよね。
そして焼いている間にいただいたアワビ刺し、コリコリ食感で旨し。肝も新鮮でいいね~。アワビのパイ包み焼きもGood、ホワイトソースと相性バッチリ。
それからピン!と角が立ってピカピカなお刺身2種。
早い段階でビールを飲んでちゃ食い切れんと判断した早起き鳥一家、さっそく日本酒にスイッチ。
「江差追分」という北海道産の酒米を使った純米酒を。スッキリしながら味があっておいしいお酒です。
アワビの踊り焼きに続くコンロを使った料理「すき焼き」、しっかり生卵つき。おいしいお肉が3枚、すき焼きの通常具材のほかにわらびが入っているのがイイ。
3つ目のコンロ料理「ジンギスカン」。
すき焼きとジンギスカンを一度に食べるのは生まれて初めてだなあ…。下には玉ねぎを敷いて上にはレタスをかぶせて肉が硬くならないような配慮あり。肉もつけダレも美味しかったです。
うーん、食べた!どの料理もおいしくいただきました。ふうぅぅ、部屋に戻って休もう。そして休んだら温泉でカロリーを少しでも使おう…。
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