【キャンピングカーで日本をめぐる旅2023】初夏の四国旅⑱　高知～愛媛・道の駅と水荷浦の段畑

うどんが食べたい、鶏も食べたい、それから釣りもしたい！という思いを抱えて早起き鳥一家は四国へ。初夏の四国（きっと梅雨に突入）満喫旅です。

高知最後は四万十町の道の駅でお魚三昧の車中飯。翌日、愛媛に入った早起き鳥一家は雨の中、宇和島の古代遺跡（？）「遊子水荷浦の段畑」へ。

高知編その４：お魚ざんまい車中飯

前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら！
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2023】初夏の四国旅⑰　高知編その３・絶品鰹たたきと海洋堂ホビー館四万十

四万十町「道の駅四万十とおわ」へ

高知県四万十町、四万十川沿いにある「道の駅四万十とおわ」にやってきました。ここまで来ると愛媛はもうすぐ、内陸にむけて流れていた四万十川もこの先で大きく行き先を変えて四万十市の河口にむけて流れていきます。

きれいでおしゃれな道の駅、レストランでは天然うなぎや天然鮎などのご馳走がいただけますよ～。

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今日の車中飯：絶品カツオたたきと自分で釣った鯛

はい、今日の車中飯。遅いお昼から夕方までだらだらと食べたり飲んだりしちゃいました。

まずは「道の駅なぶら土佐佐賀」でゲットした、タレたたき（7切 900円）と塩たたき（7切 900円）。口にすると炙りの香りがふわっと立ちおいしいこと！タレもおいしいし、レモン汁たっぷりで食べる塩たたきも絶品でした。この日は「土佐鶴」の特別純米酒を合わせて。←キリっとうまい！

お次はPが釣った真鯛の刺身を。普通のお刺身（写真上）と、皮つきで炙り（写真下）にしました。皮つきの炙りは初めてやりましたが、おいしいですな～。

そして３種類釣った魚のうちで一番大きいキビレは鍋で。「道の駅くるくる鳴門」で買ったなるとだしの塩（鯛味）とわかめ、「道の駅あぐり窪川」で買ったミニ白菜を具材に。鯛は淡泊ですが、水炊きにしてポン酢で食べました。さっぱりとおいしかったです。

愛媛編その１：遊子水荷浦の段畑さんぽ

愛媛最初の立ち寄り地「遊子水荷浦の段畑」

朝、お世話になった「道の駅四万十とおわ」をあとにして愛媛県に入りました。久しぶりの宇和島市だ、「道の駅うわじま」の近くにある回転ずし「すしえもん宇和島本店」がめっちゃおいしかったなあ…。

さて今回宇和島市で早起き鳥一家が訪ねるのは、「遊子水荷浦の段畑」（ゆすみずがうらのだんばた）。「段畑」は「だんばた」と読み、段々畑のことです。山上まで積みあがる石段の畑がまるで古代遺跡のように見えるそう。国の重要文化的景観に指定されています。

おお、すごい景色だ～！ホント古代遺跡みたい。
現地到着、駐車場とトイレが整備されています。まだ弱く雨が降っていますが、朝ごパンを食べながらのんびり待つとしよう。あ、ちょっと雨が小止みになったみたい…。

写真右端の建物のところに「登り口」の看板があったので畑の間の道を歩いてみます。（畑には立ち入ってはいけません）

階段を上って段畑の間の道へ。
ひとつひとつの畑が狭い！これは猫のひたいどころじゃないや。畑にはひとつひとつ梯子がかかっていますよ。

時期的なものなのか畑にはあまり作物がありませんでしたが、ここはちょっと緑あり。連なるカーブが美しい。「遊子水荷浦の段畑」はその変遷がなかなか面白くて、

・江戸時代の終わりごろ段畑誕生、サツマイモが盛んに栽培される
・明治末～大正、作物は養蚕の振興により桑畑に切り替わり石垣化する
・昭和の初期、養蚕業は衰退し、再びサツマイモ栽培へ
・昭和20年代、サツマイモ大暴落、ジャガイモ栽培へ
・昭和40年代、ジャガイモ暴落するも栽培は続けられる
・昭和～平成、海での養殖産業が活況、段畑は自然に還りはじめる
・平成中ごろ、段畑を景勝地として保護、観光資源に

と、「段畑」は時代の流れに沿って生活の糧を得ようとした人々の努力が作ってきたものなんですね～。愛媛といえばみかんですけど、この辺りは柑橘栽培には向かないのだそうです。

最後に段畑からみた宇和島の海を。
人々の営みが作った段畑と海の景色、心に残りました。

さて、この後早起き鳥一家はのんびりと移動して宇和島市から八幡浜市へ。日帰り温泉に立ち寄って買い出しをすませたら八幡浜市「道の駅八幡浜みなっと」に向かいます。明日、雨じゃなかったら釣りしようかな。