浮世絵「名所江戸百景」の場所を探してカメラ片手にぶらぶらと。描かれた名所は現在どうなっているのか、なるべく同じアングルで写真を撮っています。さらに、時代小説の舞台やおいしい店を求めて寄り道も。今回は浅草周辺さんぽその2です。
浅草で名所江戸百景の風景をさがす
浮世絵|名所江戸百景 猿わか町よるの景
秋の部 通し番号91
現在の台東区浅草6丁目付近
夜になっても人が多くいきかう芝居小屋が並ぶ猿若町。特徴はやはり夜になっても女の人の姿があるということでしょうか。江戸の頃の芝居は一大娯楽、町人の楽しみでした。お金のある町人は、朝も暗いうちから髪結いを呼んで身なりを整え芝居を楽しんだとか。
役者絵と呼ばれる芝居の人気役者を描いた浮世絵は、現在の(昭和の!?)ブロマイドのように大人気。人気役者が好む着物の柄に役者の名前がついたりするなど、江戸の芝居は文化の発信地でした。
浅草6丁目・猿わか町よるの景の現在
言問通りの入り口から猿若町の案内があって、吸い込まれるようにその通りへ。しばらく北上すると喫茶店の前に市村座あとの碑が建っています。まわりは会社とマンションという浅草でも静かな地域で、芝居小屋が並び賑わった昔とはだいぶ様子がちがいます。
江戸猿若町市村座跡碑 : 東京都台東区浅草6丁目18
名所江戸百景全119枚の図絵 ウィキペディア 名所江戸百景
参考 「江戸切絵図で歩く広重の大江戸名所百景散歩」 人文社
浅草で行きたいsocoココ
市村座あとのある旧猿若町・現浅草6丁目は言問通りより北の静かな地域にあります。なのでまずはちょっと寄り道してから向かうことにしました。
浅草寺・伝法院通り
雷門から仲見世をひやかして、境内に入る前に左にふらふらと。楽しいお店がいっぱいでにぎやかな伝法院通りへ。お土産屋さん、紳士服店や、舞台衣装(かな?)のお店や老舗そうな天ぷら屋、揚げたてのコロッケやさんなど思わずきょろきょろしてしまいます。
浮世絵のミニチュアが置いてある和雑貨の店がPのお気に入り!
浅草・ホッピー通り
伝法院通りを楽しんで、浅草寺のまわりを右にぐっと逸れるとそこはホッピー通り。客引きのお姉さんもにぎやかながら、店の外までテーブルが出されて昼から一杯という人であふれています。
どこの店ももつ煮込みが名物、お店それぞれの味がします。さて、どの店のもつ煮をつまみながらノドをうるおそうかな。中には、カウンター3席、テーブル2席のミニミニな店もあったりして、名前は忘れましたがもつ煮とピリ辛ホルモン焼きがおいしかったなあ。
伝法院通り : 東京都台東区浅草2丁目3−5
ホッピー通り : 東京都台東区浅草2丁目3−19
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