浮世絵「名所江戸百景」の場所を探してカメラ片手にぶらぶらと。描かれた名所は現在どうなっているのか、なるべく同じアングルで写真を撮っています。さらに、時代小説の舞台やおいしい店を求めて寄り道も。今回は赤坂見附・溜池山王さんぽのその2です。
赤坂見附・溜池山王で名所江戸百景の風景をさがす
浮世絵|名所江戸百景 赤坂桐畑雨中夕けい
夏の部 通し番号49 (二代目広重の作)
首都高の施設に隠れていますが、坂の下には右に折れて赤坂御門へと向かう坂道があり、激しい雨でも坂をのぼっていく人々が影のように描かれています。赤坂御門への坂が溜池の北の端、溜池沿いの空き地には桐畑がありました。
赤坂桐畑雨中夕けいの現在
名所百景の場所は溜池の西岸から北端を見ていますが、現在は外堀通りと首都高速がはしります。外堀通り沿いの歩道からとった写真、右の高層ビルは東京ガーデンテラス紀尾井町です。この場所から振り返って少し戻ると赤坂見附跡があります。
赤坂見附あと
江戸城三十六見附のひとつ赤坂見附は外堀に設けられた城門で、見附とは見張りのついた城門のことを言います。明治時代に道路拡張とともに解体された赤坂見附は、石垣の一部が残されているのみです。
赤坂見附跡 : 東京都千代田区紀尾井町1
名所江戸百景全119枚の図絵 ウィキペディア 名所江戸百景
参考 「江戸切絵図で歩く広重の大江戸名所百景散歩」 人文社
赤坂見附・溜池山王で行きたいsocoココ
赤坂あじさい 和食のおいしい店
おいしい和食を食べたいな~というときにおすすめのお店、和食の「赤坂あじさい」。赤坂見附駅から歩いて5分くらいの場所にあります。
まずは秋の彩りいっぱいの前菜からスタートです。松茸の揚げ物に銀杏、いくら、柿が使われた白和えなど季節感を大事にしているのがわかります。
お造りはまぐろ、つぶ、生たこの3種、新鮮でそれぞれの味や食感が楽しめます。ゆっくり杯を重ねるうちにのどぐろの塩焼きが供されます。
山形産の旬の食材を厳選しているこだわりのこのお店、コースの終わりには山形名物のいも煮がボリュームたっぷりで提供されます。
歌手の由紀さおりさんがお気に入りの店としてテレビで紹介されていて、壁にはサインが飾られていました。おいしいお魚がリーズナブルにいただけるランチもおすすめです。
ここの山形名物いも煮は、醤油味ベースで牛肉を使ったとってもおいしいいも煮です♪
赤坂あじさい : 東京都港区赤坂3丁目15−4 B1
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