マイキャンピングカーK2、2021年の快適化その7です。今回はダイネットの主役「テーブル」を快適化、というか最適化しようと奮闘!その後編です。
ダイネットテーブル制作の前準備
テーブルのベースになる天板の素材と金具の取り付け位置
今回作成するテーブルのベースとなる天板は厚みは想定より薄かったですが、やはり芯材はMDF(中密度繊維板)でした。たぶん構造用MDFではないと思いますが、そこそこ強度がありそうなので使ってみます。MDFは水が苦手なので加工部分は塗装できっちりカバーします。
念のためこの素材でどれだけキャンティレバー(ハネ出し)に耐えられるか幾つかの支点を設定して荷重をかけ最大ハネ出し可能長さの目安を決めました。(短期荷重ですが きっと 多分 いや恐らく 大丈夫かな…。)
工具を使った天板の加工作業はレンタル作業場で
今回やる作業は、
A テーブルに付属している折り畳み用の脚金物を全部外しビス穴を簡単に埋めて補修塗装する。
B セカンドテーブルの形状加工(これが一番の難工事!?)と補修塗装
C 高さ調節の部材の加工と塗装
D 組み立てと調整
とまあ、こんな感じで考えています。はじめてやるし、いろいろ予定外がありそうですけど 笑
しかし、加工するための工具をほとんど持っていない早起き鳥一家。工具を使った加工作業はDIYコーナーのあるホームセンターでおこないます。なので作業の流れは、こんな感じで。
①家で脚金物をはずす、ビス穴をパテで埋める
②レンタル作業場で加工作業(A~Cの塗装以外の作業)
③K2に戻って仮組み、取り付け確認、調整
④家で塗装作業、K2に取り付け
②の工程は、まあ2時間程度の作業で何とかなるんじゃないかな~と作業場を2時間で予約しておきました。DIYコーナーではレンタルできる工具と、自分で用意しなければならないものがあります。今回は「ホールソー」という板に円形の穴をあける工具が必要ですので85фの替刃(1,200円)を前もって準備しました。
天板の加工:いざ作業場へ
予約しておいたホームセンターの作業スペースへ
あれほど綿密にシミュレーションしたにもかかわらず一気にアバウトな思考に切り替えて作業に取り掛かります。計画はナーバスに、行動は大胆に!の精神です(笑)。
このホームセンターは会員(無料)であれば店で商品を購入して加工するための作業スペースが2時間まで無料、そして様々な道具や電動工具(レーザー工具など除く)なども基本的に無料で使用できます。2時間を過ぎても30分250円と格安です。
今回の作業は天板だけ持ち込みで他の材料は店で購入したためDIYコーナーは2時間まで無料でOKとのこと。全ての作業に費やした時間は約3時間でしたので1時間分の追加料金500円で加工することができました。
ホームセンター内での作業は、途中で足りなくなった部材や消耗品(ネジやサンダー用のサンドペーパーなど)があれば直ぐに買うことができるため本当に便利ですね。
ホールソーで天板にズバッと穴をあける!
まずは今回購入した格安ホールソーの替刃。
上手く開くのか?いや開けられるのか?まずは試し掘りから…。
ズゴゴゴゴゴゴ! ゴゴッ!!
ん~想像以上に切れ味悪し!(笑)
慎重に表と裏から堀り進め、何とか目的のサイズで穴を置けることに成功!
穴が開いたので回転金具を仮組みして、回転させるためにセカンドテーブルをどの程度加工(カット)する必要があるのか目見当で決めます。
部材に、天板にサンダーをかけまくる!
天板に穴が無事開いて、次にスライドレールに連結する角材、そして天板の高さを補足する部材を加工しました。
お次はサンダーでいろんな場所をなめらかに、そして綺麗に仕上げていきます。
Sテーブルの天板を短くするサイズ調整と曲面をジグソー(電動切断機)でカットするかサンダーで粗削りしていくのか迷いました。やっぱり綺麗に曲線を出すには微調整しながらサンダーが良いかとひたすら、けずる、ケズル、削る…。
全身埃まみれになりながら、けずる、ケズル、削る…。
イイ感じに元の曲線に近い感じに仕上げられました。
ダイネットテーブルの仮組み、成功!
作業がだいたい終わったのでK2に戻って仮組みしてみました。元のテーブルとの高さ調整の部材、そして見えづらいですがスライドレールと天板を連結している角材、どちらもバッチリでした!
スプレー塗料を使って自宅で塗装作業
スプレー塗料で問題発生
あとは元のビス穴をパテ埋めして、削った部分をスプレー塗装して組付ければ完成!!と、ここで小さな問題発生です。コストを抑えようとホームセンターのPBスプレー塗料(198円)を使用したら色ののりも悪く、しかもノズルからの噴霧が荒く塗装ダレが酷いったらありゃしない!
急いで日本Pのスプレーを購入して再塗装。こんなに違うんだ!!と思うほど塗装ののりが良かったですね。塗装ダレが残ってしましましたがこれも授業料として受け止めます(笑)
はじめての自作ダイネットテーブル、完成を見る!
完成しました!はじめての自作ダイネットテーブル
はじめての自作ダイネットテーブル完成しました!
以前よりだいぶ広々しましたね~(喜)特に運転席側からテーブルへのアクセスが良くなりました。
◆ BEFORE
◆ AFTER
今回、元のテーブルと比較してテーブル奥行を最大で6cmほど広くしています。でもそうするとセカンドシートとテーブルの間が更に狭まるため、解決策としてテーブル自体の前後スライドの可動域をかなり大きくしました。元々のテーブルは可動域が小さく助手席から微妙に遠く使いにくかったので、そこも併せて解決です!
これでセカンドシート&助手席側からのテーブルの距離がうまく調節できるようになり、ゆったりと向かい合って座ることができます。おかげで対面使用時にメタボ腹のPがセカンドシートに座っても窮屈さがなくなりましたたよ(笑)
テーブル脚の位置も、シートに座るときや座っているときにも膝が当たらないようになりました。
前の席からのウォークスルーも以前よりラクラク!
テーブルの角度をこんなふうに変えると、さらに運転席のシートから使いやすく。
ギャレーに寄せて配膳もスムースにできそう、回転テーブルのいいところです。
こんなストッパーつきの引き出しもつけました。カメラの替えバッテリーなどの細々としたものがキレイに片付きました。
ダイネットテーブル作りにかかった費用
最終的に今回のテーブルDIYにかかった費用はこうなりました。
テーブル天板 6,060円(3030×2)
調整用補足材・ビス 1,132円
サンダー用紙やすり 496円
レンタルスペース延長 500円
スプレー塗料 198円(非おすすめ)
スプレー塗料 598円
ホールソー 1,200円
TOTAL 10,184円
楽して交換しようと…。イタリアからK2と別シリーズに標準で付いているテーブルを輸入したら?と見積もりをビルダーにお願いしたら、海上運賃や関税手続き含め〇8万円だと!!それが自分たちで設計してDIYしたことで▲〇7万円のコストダウンとなりました!(ドヤ顔)
それにしても気軽に作業ができて後片付けや掃除も楽、なによりこんなローコストならまた違うバージョンのテーブル造りにもチャレンジしたくなりますね。
早く旅に出て、このテーブルに美味しいものをたくさん並べて一杯やりたいな。
■ マイキャンピングカーDATA
車 名:LIVINGSTONE K2(リビングストーンK2)
ベース車:フィアットデュカト
サイズ:全長5460mm 、全幅2070mm 、全高2560mm
※車検取得時のサイズ
室内高:1890mm
乗車 / 就寝定員:4人/大人2人
エンジン / 排気量::ディーゼルターボ 2300cc 130HP
駆動 / ミッション:2WD / 6AT(セミオートマチック)
次回のマイキャンピングカーK2の快適化はこちらから!
【キャンピングカー快適化 2021】その8 レンジ台&踏み台を自作する!
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低コストでオシャレな感じに出来上がりましたね。ランチョンマットの柄もマッチしています。引き出しもいいですね、マネしようかな。
AGWさん、コメントありがとうございます。
なかなか使い勝手がよくなって我ながら満足してます 笑
引き出しは膝にあたらず、小物が片付いてとても便利ですよ~。
お~~凄い!回転テーブルのモディファイですね。
使い勝手良さそう、参考に成ります。
我が家のK2は、ミニスポットクーラー乗せるのに高さが偶々合ったので標準テーブル使ってますが、同じように回転テーブルの足を使って、軽くて使い勝手の良いテーブルを考えてみようかな。
おはようございます。
テーブル面積と可動域が広がったので、並びでも対面でもいい感じになりました!
陽気もよくなったので、早く出かけたいところですね~。