浮世絵「名所江戸百景」の場所を探してカメラ片手にぶらぶらと。描かれた名所は現在どうなっているのか、なるべく同じアングルで写真を撮っています。さらに、時代小説の舞台やおいしい店を求めて寄り道も。今回は神田須田町・秋葉原をさんぽします。
神田須田町・秋葉原で名所江戸百景の風景をさがす
浮世絵|名所江戸百景 筋違内八ツ小路
春の部 通し番号8 (旧万世橋駅付近)
筋違御門があったこのあたりの内側(江戸城側)は火除御用地(ひよけごようち)として防火や延焼防止のための広場が設けられていました。広場は8方向へと道が通じていることから八ツ小路と呼ばれました。
この八ツ小路を、広重は俯瞰でたくさんの行きかう人々を描いています。広場には掛け茶屋が描かれ、盛り場としてもにぎわっていたことがわかります。
万世橋の現在
広場だった敷地のほとんどはビルが立ち並んでいますが、写真の場所はマーチエキュートの外の小さな広場です。マーチエキュート神田万世橋は、
中央線神田~御茶ノ水間に「万世橋駅」があったことをご存知ですか?
1912(明治45)年に完成した赤レンガ造りの万世橋高架橋が、歴史や記憶を活かしながら新たに生まれ変わりました。(HPより)
ということで、ショップ、レストラン、テラスが集合したおしゃれなスポットになっています。万世橋を渡ればそこは秋葉原、神田須田町とはガラッと雰囲気がかわります。
マーチエキュート神田万世橋 : 東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4
名所江戸百景全119枚の図絵 ウィキペディア 名所江戸百景
参考 「江戸切絵図で歩く広重の大江戸名所百景散歩」 人文社
神田須田町・秋葉原で行きたいsocoココ
神田まつや
神田須田町にはいろいろ老舗がありますが、そのなかのひとつ「神田 まつや」。「鬼平犯科帳」を書いた池波正太郎のエッセイにも登場するお店です。おもむきのあるお店の外観と気取らない感じの店内で、気負わず名店のお蕎麦を楽しむことができます。
神田まつや : 東京都千代田区神田須田町1-13
秋葉原 とんかつ丸五
昌平橋からほど近く、秋葉原で平日の夕方早くにもかかわらず行列しているお店をみつけました。興味を持って調べてみるとミシュランガイドに掲載されたとんかつのお店ということ。まだ行列は5人くらい、これはチャンスかもと列に加わりました。
少し待って後ろを見ると行列はかなり伸びていました。期待が高まります。順番がきてロースとヒレの定食をオーダー。おしんこが先にしましたが、これがおいしいんです。ますます、期待大。
さて、お肉の到着です。写真はロース、低温揚げというのか色が薄い印象ですがお肉がやわらかくて・・・。
!! うまい !!
付け合わせの千キャベツには青じその細切りが入っていてさわやかです。いいお店だなあ、納得の味でした。
なんていうか、初めてのとんかつの味って感じです!
とんかつ丸五 : 東京都千代田区外神田1丁目8−14
田中そば店 秋葉原店
人気のラーメン店「田中そば店」の秋葉原店です。山形辛味噌がお気に入り。つるつるの太麺に辛味噌を溶かしたスープがよくからみます。青海苔もいい風味を出してくれます。
このラーメン屋さんには笑える思い出話がひとつ。最初は秋葉原においしい辛味噌ラーメンの店があるんだって!と訪店。何か月かたってから末広町駅の近くにおいしい味噌ラーメンのお店があるんだって!と行きついたのがこのお店だったという…。
田中そば店 秋葉原店 : 東京都千代田区外神田3-8-3 第1針谷ビル 1F
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