【キャンピングカーで日本をめぐる旅2023】南九州年またぎ旅㊽ 熊本・教会めぐりと個性派カレー

いよいよ全国制覇！未踏の地、鹿児島・宮崎にむけて早起き鳥一家は出発。年末から年始への年またぎ旅、九州をたっぷり楽しみます。

旅43日目。天草下島を移動しつつ、崎津教会、大江天主堂と教会巡りを。そして不思議カレー屋で名物カレー！

４３日目のつづき：天草下島、教会めぐり

前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら！
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2023】南九州年またぎ旅㊼ 熊本・天草上陸、そして釣り

天草下島・「海上マリア像」と「カトリック崎津教会」

旅43日目の午後。午前中は崎津漁港で釣りをして、カップラーメンとおにぎりでランチ終了。車内でのんびりと休憩して体を温めた（岸壁は寒かった！）ところで、崎津集落にある「カトリック崎津教会」を見に行きたいと思います。

「カトリック崎津教会」のある崎津集落、集落にも駐車場がいくつかありましたが台数が少なくて狭め。崎津漁港近くにある駐車台数の多い「観光駐車場」にZIL5を停めて、ぶらぶら歩いていくことにしました。距離にして約400メートルくらい、歩いて数分の距離です。

ちなみに「観光駐車場」からは小さな入江の向こうにたたずむ「海上マリア像」が見えます。海を見つめるマリア像、夕暮れには天草夕陽百景にも数えられているロマンチックな景色を楽しめます。

さて、教会に向かって歩いていくとしますか…。
「観光駐車場」からしばらく集落を歩いて石畳の脇道へ。家々が立ち並ぶさきに「カトリック崎津教会」が見えてきました。

「カトリック崎津教会」は海辺に広がる崎津集落の中心に建つ教会。このエリアは「天草の崎津集落」として世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつになっています。昔は海からしか往来できなかった崎津集落、そのおかげで信仰は続けられました。

ゴシック様式らしい空にのびる尖塔とカラフルなステンドグラスが美しいですねえ。九州の多くの教会建築に携わった鉄川与助の設計によるもので、1934年（昭和9年）に今の地に再建されました。内部は国内でも珍しい畳敷き、祭壇の場所はかつて絵踏みが行われた場所だったそうです。

天草下島・丘の上の「大江天主堂」

さて、次は６キロほど離れたところにある「大江天主堂」へ。明治に入りキリスト教が解禁されて天草で一番早く作られた教会です。

丘の上に建つ「大江天主堂」は半円アーチのモチーフで統一されたロマネスク様式。ほぼ白一色で、すっきりと美しい。こちらも鉄川与助の手によるものです。大工の棟梁である鉄川与助は外国人宣教師の指導を受けながら独学で技術を習得したそうです。

丘の上に建つ教会から階段を降りると庭園があり、ルルドの奇跡をあらわすマリア像と祈りをささげる少女の像がありました。

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紐差カトリック教会（長崎県平戸市）：春の九州５県めぐり㉗　最西端の駅とチャンポンと平戸島

天草市「道の駅天草イルカセンター」へ

午前は釣り、午後は教会めぐりと天草の下島を満喫しました。夕方やってきたのは下島北部にある「道の駅天草イルカセンター」。新しくて広々とした特産品ショップ、海産物がいろいろ販売されています。

駐車台数が少なくてどこも斜めなのには困りましたが、お目当ての店が近くにあるので今日はこのままお世話になりたいと思います。

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道の駅向かいの不思議な店「珊瑚礁」へ

珍しく今夜は外食だい！ということで道の駅のすぐ向かいにあるお店「自家製カレー屋珊瑚礁」へ。外観は白い壁に瓦屋根、びっしり植えられた植木と和風で落ち着いた感じの喫茶店のように見えましたが、一歩中へ入ってみると…、

！！　めっちゃカオスな店内　！！

いろんな妖しいオブジェや懐かしいグッズで店内が溢れかえっています（笑）なんとミシュランガイドにも掲載された老舗カレー店なんだそうですよ。ではこの不思議と落ち着く空間で、自家製カレーをいただいてみますか。20種類以上あるけど、どれにしよう？

こちらは「名物スーパーカツカレー」（にんにく漬けのカツカレー）。カツカレーにニンニクチップのトッピング？そんな見た目通りのカレーではございません。カツの肉自体にがっつりニンニクの味が染みているんです。カツもうまいけど、カレーもスパイシーでうまし！これはビールに合いますわ。

そしてもうひとつは天草産小イカたっぷりの「天草カレー」を。こちらもなかなかの個性派にして美味でした。