【キャンピングカーで日本をめぐる旅2021】みちのく夏紀行㊲　千本鳥居と夏越の大祓

暑くなってきたから”みちのく”へ行こう。
地元での用も兼ねた東北旅、日本海側をのんびり北上し竜飛岬を目指します。湯めぐり、道の駅めぐり、釣り、ウォーキングを楽しむ東北再発見の旅です！

旅36日目の午後は、千本鳥居が美しいというつがる市にある「高山稲荷神社」へ！思いがけず神事に立ち会うことができました。

３７日目のつづき：つがる市・高山稲荷神社へ！

前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら！
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2021】みちのく夏紀行㊱　お魚ざんまい

つがる市・高山稲荷神社へ到着

秋田県の能代市で早朝から釣りをして仮眠、「行ってみたい！見てみたい！」というスポットを見つけて再び国道101号線を北上しています。途中、鯵ヶ沢の「海の駅わんど」の食堂でおいしいヒラメの漬け丼をいただいて、高山稲荷神社へ到着しました。

つがる市にある高山稲荷神社、付近に民家はなく忽然と道の先に大きな鳥居と立派な社務所が見えてきます。駐車場も広々。

参道を歩いていくと、正面に鳥居と石段が見えてきました。あ、これ東京の神社でもよく夏になると見かけたなあ…、茅の輪くぐり！丁寧に作法が書いてるのでその通りに茅の輪をくぐって奥の石段へ。見上げるほどの段数です。

石段の頂上、丘の上に社殿がありました。古めかしくて威厳があります。手を浄めて参拝します。

さて、高山稲荷神社の千本鳥居は？といいますと、参道とは反対側に石段をおりた場所にある龍神宮のほうにあるんです。じゃ、行ってみます。今日は日差しがきつくていよいよ夏本番ていう感じがします、木陰はいいけど暑いわ～。

高山稲荷神社の千本鳥居

2021年は春の近畿山陰旅で、京都・伏見稲荷大社の千本鳥居、島根県津和野の太鼓谷稲成神社の千本鳥居、そして山口県長門市の元乃隅稲成神社の百本鳥居とまわりました。これで今年前半は三千百本の鳥居を達成！（いや、そんなことにはならんけど　笑）

それはともかく（笑）、社殿から石段をおりて龍神宮の正面へ下りてきました。

！！ああ、残念！！

龍神宮は工事中でシートに覆われております　泣　こういうのに当たる確率多すぎて自分でも笑えます。

まずは龍神宮へ渡る橋から、奥の千本鳥居へと続く橋をパチリ。手前の橋の右奥に龍神宮があります。

千本鳥居をくぐりながら、ちょっとはみ出て撮影。奥の斜面の上まで続いています。今日は本当にいいお天気です。

千本鳥居の終点、丘の上にある神明社の前に着きました。龍のようにうねる鳥居は壮観、谷間の緑に映える鳥居の鮮やかな赤です。

神明社の横には年古りた感じのお稲荷さんがずらりとたたずんでいました。

ほっと一息、アイスで休憩

神明社の丘から千本鳥居をくぐりながら、ふたたび龍神宮の前へ。そして社殿のある丘を越えて参道に戻ってきました。ふう、暑かったしノドも乾いた～！

石段下の鳥居からすぐのところにある休憩所でかき氷を買って休憩します。んんーおいしい、夏のごちそうや！と食べていたところ先ほど入口でアイスを売ってくれた人がいらして、

「今日は3時から夏越の大祓がありますので、よかったらご参加ください」

と。ほう？夏越の大祓ですか。でもお祓いをしてもらうっていうことは…むにゃむにゃ（生来のケチ）とか思っていると

「無料ですので　にこっ」

あ！そうですか、それではぜひ。ただいま2時50分、急いでかき氷食べなきゃ。ぐあ、頭痛い～。

高山稲荷神社にて夏越の大祓

さて、「夏越（なごし）の大祓」とは…。
一年の前半、半年間の穢れを清めて災厄を祓う神事、年越の大祓と対になる大事な神事です。おりしも今日は6月30日、夏越の大祓にあたる日だったんです。ありがたき偶然。

並べられた席に座って待っていると、唱え詞、形代、切麻を渡されます。

神事がはじまりました、静かに見守ります。（神社の方も写真を撮っていたので、撮らせていただきました）そのあとそれぞれ切麻を体にふりかけ、形代で体をぬぐいます。そして宮司の方が幣を振ってお祓いをしてくださいます。

そのあとは列になって茅の輪くぐりを。唱え詞を口にしながら作法通りにまわります。ふたたび席に戻って終了です。これで半年の穢れが清められましたよ～。

気がつけば2021年も半分終了、早いような遅いような…。いろいろご時勢に左右されて思うにまかせないこともありますが、無事に半年過ごせました。そんな時に偶然とはいえ夏越の大祓に立ちあえてお祓いを受けられたこと、すごく幸運に思います。

さて、思いがけない運命に導かれて青森に戻ってきました。能代（秋田県）から釣りをしながら南下、の予定が鯵ヶ沢（青森）から釣りをしながら南下になりましたよ。さて、明日からまた釣りしていくぞ～！