2020年9月中旬、名古屋からフェリーで一気に北の大地へ。そこから約ひと月をかけて最初は最北端へ、そして最後は函館へと北海道を巡ります。そのあとは、函館から青森県大間に渡って東北を縦断して仙台を目指していきます!
旅38日目からは青森を南下します。東北に住んでいた早起き鳥一家、ここからは懐かしの味、また行きたい場所を中心に訪ねていきます!
38日目:下北半島の懐かしい場所を訪ねて
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【K2で日本をめぐる旅2020】夏から秋への北海道・東北 函館で仕上げ編③
大間崎駐車場と大間崎テントサイト
おはようございます、旅38日目の朝です。昨日は津軽海峡フェリーで北海道・函館を離れて青森県・大間にやってきました。18時に着いた大間フェリー埠頭は真っ暗、早起き鳥一家がすぐ向かったのは大間駐車場です。10分くらいで到着しました。
大間崎駐車場は大間崎からすぐのところにあり、大間崎テントサイトが隣接しています。大間崎テントサイトにはりっぱな炊事棟があって、洗い場のほかにコイン式のガスコンロ、テーブルとベンチもあります。大間崎テントサイトは近隣に住宅があるので、火気は原則禁止です。
早起き鳥一家が駐車場に着いたころには、テントがちらほら。静かな夜を過ごしました。
■ 大間崎駐車場・大間崎テントサイト ■
所在地 ▶▶
青森県下北郡大間町大間
環 境 ▶▶
大間崎から50mほど、住宅などに囲まれている
駐車場 ▶▶
50台程度
トイレ ▶▶
ウォシュレットなし
※情報は行った時間帯により確認できた内容のみとなっています。
朝の大間崎さんぽ
朝のうちに大間崎へおさんぽです。十数年ぶりかなー、マグロの像で記念撮影したっけ…。
ここは本州の最北端、目の前の島は弁天島で島には大間崎灯台が立っています。
津軽海峡にはブラキストン線という動物分布の境界線があります。日本の最北端宗谷岬には日本海とオホーツク海を分ける見えない線がありましたが(その記事はこちらから)、ここには本州と北海道をへだてる見えない線があるんですね。
ちなみに弁天島には本州、北海道、どちらの生物も混在していてブラキストン線が当てはまらないんだそうです。すぐ目の前の島なのに不思議だなあ。
おや、これはなんだ 笑
次の目的地は恐山に決定!
朝方降った雨がやんで晴れてきました。今日はどこへ行こうかと作戦会議をした結果、恐山に向かうことにしました。大間崎をあとにして、津軽海峡を左に見ながら国道279号線を走ります。
恐山は1度行きましたが、到着が遅れて中に入れなかった思い出があるんです。なので今日はゆっくりしっかり参詣したいと思います。
青くてきれいな津軽海峡、対岸に北海道が見えました。もうすぐ内陸に入るのでしばらく海とはお別れです。
日本屈指の霊場、恐山へのドライブ
国道279号線から県道4号線へ入り、しばらく山あいを走ります。もうすぐ恐山というあたりで川沿いに出ました。恐山にある宇曽利湖から流れ出している三途川です。
三途川らしい荒涼とした風景…。
宇曽利湖から三途川へ流れ出しているところには橋がかかっていました。赤い橋のたもとから静かに広がる宇曽利湖を眺めます。橋の向こう、写真左手奥に恐山があります。
恐山菩提寺を参詣、そして賽の河原へ…
恐山に着きました。
宇曽利湖の前にある広い駐車場は無料です。写真の右側に売店、茶店、入山の受付があります。前回来たときには入れなかったので、左奥の柵の間から賽の河原を眺めただけだったんですよね~。今回はしっかり参詣して、賽の河原を歩いてみたいと思います。
入山料大人ひとり500円を払って、中へ。正面奥に青色が印象的な「霊場恐山」の額がかかる立派な山門があります。御朱印をいただいてから、本堂にお参りしました。恐山を囲む山々はちょうど紅葉が見ごろでとてもきれいでした。
恐山といえばやっぱり「イタコ」を思い浮かべますが、その姿はありませんでした。そして境内にはなんと混浴の温泉がありました!無料だそうです。
お参りをしたあとは本堂左手に広がる賽の河原へ…。
賽の河原はかなり広大です。あちこちにある積まれた石、お地蔵様のまわりや地面に刺されてくるくる廻る風車、硫黄のような臭い、この世ならぬ場所に思えてきます。さらに歩いて宇曽利湖のほとり”極楽浜”へも。青い湖から打ち寄せる波と白い砂の景色は心が洗われるようでした。
恐山にある茶店でお昼ごはん
ちょうどお昼なので、入山口の手前にある茶店でお昼ごはんにすることにしました。頼んだのは山菜そばとラーメンです。
ラーメンを食べて「あ、青森にきたな」という感じがしましたね~。煮干しがきいた感じのスープと、細めのちぢれ麺が青森のラーメン(または中華そば)には多いと思います。おいしくいただきました!
▶▶ 青森県のラーメン情報まとめはこちらから
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