2022年3月初旬、春を感じに西伊豆へ。満開の菜の花や河津桜、そして西伊豆のきれいな海と海の幸を満喫してきました。
1日目は、新東名高速道路のNEOPASA静岡へ。2日目は東海道の名所を訪れて、丸子宿の名物料理をいただきます!
1日目:新東名のNEOPASA静岡へ
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2022】苺を求めて一泊プチ旅
今夜の車中飯:NEOPASA静岡・天神屋で静岡おでん
3月初旬といえばもう春、春と言えばやっぱり行き先は伊豆。去年は東伊豆で春を満喫(東伊豆春さがしの旅)したので、今回は西伊豆のほうへ。ぶらぶらと旅をして3日目には、松崎町にある民宿で海鮮料理を楽しみたいと思います。
午後遅くにのんびりと自宅を出発、国道1号線を走って静岡市内へ。新東名高速道路にあるサービスエリア「NEOPASA静岡」のぷらっとパークに到着です。
じゃ、旅のはじまりにカンパイ!
今夜の車中飯はお気に入りの天神屋の静岡おでんとさばみそ煮弁当、そして串カツです。天神やの静岡おでん、おいしいんですよね~。特に並んだ3本の串、上から鳥皮、肺(フワフワ)、スジが大好きです。おでんの魚ベースのだしにこの肉系のだしがプラスされるからおいしいのかな。
さらにいいツマミになりそうなモノを見つけましたよ。NEOPASA静岡のしずおかマルシェ(24時間営業)で売っていた缶詰です。もつカレーって清水名物なんだなあ。それとシーチキンコンビーフ、これもおもしろそう。食べるのが楽しみです。
2日目:NEOPASA静岡から東海道丸子宿へ
冷え込む朝はホットコーヒーを
おはようございます、旅2日目の朝です。
起き出してダイネットにある温度計を見てみると、
「3.7度!! 冷え込んだな~」
なんと外は4度を下回っていました。FFヒーターのおかげでぬくぬくと眠れていますが、春とはいえ朝はまだまだ冷えますね。
NEOPASA静岡のベーカリー「サンエトワール」でサンドイッチを買ってきました。じゃあ、熱々のコーヒーを淹れて朝ごパンいただきますか。
東海道・丸子宿にある丁子屋へ
NEOPASA静岡から10キロほど、本日最初の目的地に到着です。ここは東海道で最初の宿場品宿塾から数えて20番目、東海道で一番小さいと言われる旧「丸子宿」です。丸子川が流れる旧東海道付近に入ると、満開の河津桜が出迎えてくれました。
開花が早い河津桜、「もうすぐ春だよ」と教えてくれるようです。
そして丸子宿の名物といえば、広重の浮世絵「東海道五十三次」にも描かれた「丁子屋のとろろ汁」です。画中のお店の大きな立て看板にも「名ぶつとろろ汁」と書かれているんですねえ。江戸時代からの旅グルメだ。
現在も同じ場所にあるという丁子屋、建物も当時の面影をほうふつとさせます。丸子川にかかる橋が目の前にあり、橋を渡って進むと宇津ノ谷峠になります。峠越えの前に一服、腹ごしらえといったところですか。
ところで、「丸子」宿と書いていますが写真の木札は「鞠子」となっています。どっちが正しいんだろう?浮世絵東海道五十三次の初期は「丸子」、後の版では「鞠子」となっているそうで。そして現在の住所は「駿河区丸子」なんです。時代によって変遷があったということなのかな。
とろろ汁の丁子屋 : 静岡県静岡市駿河区丸子7丁目10−10
丸子宿名物・歴史ある「とろろ汁」をいただく
さて、かなり早めに丁子屋の駐車場に着いて人のいないうちに撮影できました。オープン10分前くらいにお店の入口に行ってみると、タブレットで受付ができました。受付をして緋毛氈の縁台で待っていると、オープンの11時が近づくにつれどんどん人が。
早起き鳥一家は2番目の受付、椅子席を選んだら大きな広間に通されました。お店に入ってすぐの小上がり席も風情があっていい感じだったなあ。64畳の広大な広間、鴨居にはずらりと浮世絵「東海道五十三次」がかけられています。席に落ち着くと、
ん~、出されたお茶がおいしいわ、さすが静岡。
いくかのメニューから「丸子」(1,540円)を注文、これにメニューに「隠れた名物」とあった卵焼きを単品で追加です。「丸子」はとろろ汁、麦飯(おかわり自由)、味噌汁、薬味、おしんこのセットです。
さて、料理がやってきました。たっぷりのとろろ汁、これは白みそ仕立てだそうです。出汁がとてもきいておいしいです。ほどよく水分を吸ってくれそうな分厚い木のお櫃にはほかほかの麦飯、すでに4膳分くらいは入っています。
麦飯にとろろ汁、この素朴な味わい最高ですなあ。やや甘めの卵焼きもふっくらと食べ応えあり。黙々ととろろ汁ご飯をかき込み、卵焼きに箸をのばす二人なのでした。
ふう、満腹。さて伊豆はまだまだ遠い、のんびりまたK2を走らせて行きたいと思います。
コメント 記事の感想や旅の情報など、気軽にお寄せください