2020年9月中旬、名古屋からフェリーで一気に北の大地へ。そこから約ひと月をかけて最初は最北端へ、そして最後は函館へと北海道を巡ります。そのあとは、函館から青森県大間に渡って東北を縦断して仙台を目指していきます!
旅29日目の最後の立ち寄り場所は圧巻の絶景神威岬です。そして、海辺のキャンプ場で久々の焚火!
29日目のつづき2:神威岬へ、そして野塚野営場へ
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【K2で日本をめぐる旅2020】夏から秋への北海道・東北 美しき積丹編①
自然がつくる絶景・神威岬へ
積丹ブルーが美しかった島武意海岸をあとにして6キロほど、道営野塚野営場に着きました。今回の旅では閉鎖のキャンプ場が多かったので、利用できるか確認しておこうと思いまして立ち寄りました。無料のキャンプ場で、炊事場とトイレがあります。
閉鎖はしていませんでした、利用できますね~、ホッ。では道営野塚野営場に戻ってくることに決めて、神威岬へ向かいます。
野塚野営場から9キロほど、神威岬駐車場に着きました。公衆トイレとレストハウスの「カムイ番屋」があります。駐車場からゆるい坂をのぼって岬への入口になる「女人禁制の門」へ。思わず声が出ました、
「おおー、すごい景色だー!」
この景色を見られただけでもかなり嬉しいですが、今日は歩いて先端まで行くって決めてるんです。神威岬は尾根沿いに「チャレンカの小径」とよばれる遊歩道が整備されていて、岬の先端まで歩いていくことができます。
女人禁制の門は、和人女性が神威岬を通ると海が荒れたり漁業が不振になるという伝承にもとづいて設けられていたそうです。そしてここで気づきました、女人禁制の門の注意書きに「16:30閉門」と書かれていることを…。現在の時間は15:55、果たして行って帰ってこれるのか!?
16:15まで行きついたところから戻ってくることにしようと決めて、出発しました。
神威岬駐車場 : 北海道積丹郡積丹町神岬町92
神威岬の先端へ、チャレンカの小径を歩く
歩き始めて3分の1くらいのところでしょうか、少し灯台が近くに見えてきました。写真のとおりかなり起伏があるので、足元はしっかりしたシューズを履くことをおすすめします。左右の眺めがすばらしく、海は文字通りの積丹ブルーです。
ちなみに「チャレンカの小径」、なかなかアドベンチャーな部分もあります。写真左の歩道に支柱がある部分、崖の上に加えて金網のような床板になっています。正直Qもちょっと怖かったです。そんなに距離がないのでサササッと渡って、なんとか先へ。
今日は風があまりなくて歩きやすいですが、いつもはもっと風が吹いているんじゃないかと思ったりもしました。前日までに雨が降ったのか、水が溜まって歩くのが大変な箇所もありましたね~。
神威岬灯台を過ぎて先端に到着です!
海にそそり立っているのは神威岩です。陽が傾きかけて海の色は暗めのブルーになっています。時間は16:11、女人禁制の門から15分くらいで到着できましたね。良かった!
Pが高台によじ登って写真を撮ってくれました。眺めがチョーいいよ!と誘われましたがQはそこにはよう行かんよ…。
行きも絶景でしたが、帰りも絶景です!
帰りは心に余裕も出て、すこしのんびりと歩くことができました。自然がつくったすばらしい場所、心に刻まれる風景でした。神威岬に行かれる際には、ぜひチャレンジしてみてください。
駐車場から近い神威岬展望台からも、神威岬を眺めることができます。ただ駐車場も17時には閉門してしまうので、余裕をもっていかれることをおすすめします。
道営野塚野営場で焚火タイム
神威岬を体感して、大満足で野塚野営場に戻ってきました。いまのところ、誰も先客はいないようで。
貸切りの予感! さっそくはじめましたよ~。
海が目の前、たぶん貸切り、そして風が弱いと絶好のキャンプ&焚火シチュエーションです。
神威岬に夕日が沈んでいきます。はあ、今日も良い一日でした…。
乾杯! くう~、夕陽とビール! たまりません。
■ 道営野塚野営場 ■
所在地 ▶▶
北海道積丹郡積丹町野塚町
環 境 ▶▶
国道229号線沿い、海が目の前
駐車場 ▶▶
30台程度
設 備 ▶▶
炊事場、トイレ(ウォシュレットなし)
サイト料金 ▶▶
無料
※情報は行った時間帯により確認できた内容のみとなっています。
野塚野営場での夜は更けてゆく…
神威岬に夕陽は沈んでしまい、炊事場にも灯りがともりました。
焚火で体をあたためながら、余市のスーパーで買っておいたお刺身でのんびり飲んで、
少し冷えてきたころにはホットサンドメーカーで焼売を焼いて、
うーん、楽しいですなあ。
焚火だと火加減がむずかしくて焦げちゃいました、あはは。
このシュウマイ「マルちゃん 焼きそばシュウマイ」という、焼きそば味(?!)のシュウマイなんです。食べてみるとちゃんと焼きそばの味がしました、なかなかオモシロイ味です。こうして楽しい一夜は過ぎていきました…。
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