春の関東旅から続く春の東北旅。千葉からともに北上してきた桜前線、福島・山形でも桜と春を満喫します。
山形編③。上山市のRVパークからスタートして老舗食堂とワインバルへ。別の日には神秘的な「垂水遺跡」を探訪。
山形編③:上山ぶらりと初めての垂水遺跡

前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
上山市「精来軒」でワンタン麺と味噌ラーメン
こんにちは、マイキャンピングカーZIL5で日本各地を旅する早起き鳥一家です。
ふるさと山形県に帰省中、この日は上山市「RVパークライト MSBぴかぴかパークTwo」に滞在しています。屋根付きキャンプサイト、オートサイト、車中泊スペース(RVパーク)と3つのエリアがある施設、週末の今日はオートサイトと車中泊スペースは満車でした。
くるま旅会員の特典で早めにチェックインできた我々、ぶらりと歩いて出かけることにしました。今日は天気も良くて近くの「月岡公園」は桜満開、歩くのが気持ちいいねえ。
RVパークから歩いて数分、お昼を食べようとやってきたのは「精来軒」。昔の城下町らしく県道がクランクする場所にあるお店、昔からあるんだよなあ。Qは子供の頃に1回入ったことがあって、ワンタン麺が美味しかった記憶が。
入口には「そばや精来軒」の看板、「生蕎麦」の文字の薄れたのれん。お蕎麦屋さんだと思うけど、メニューのトップは中華そば。ということで、ワンタン麺と味噌ラーメンをオーダーしました。
瓶ビールを飲んで待っていると、やってきましたワンタン麺。これぞ昔ながらの山形の中華そばというビジュアル、スープの色がいい感じ。チャーシューの下にたっぷりとひそんだワンタンはトゥルトゥルとして、スープと一緒に飲むように食べられます。めっちゃ美味しい~。
そして「味噌ラーメンでした~」の声とともに味噌ラーメン登場。
「でした~」は一種の丁寧語という感じで、過去形の意味合いではないのです。これも方言ということになるのかな?
この味噌ラーメン野菜たっぷりで量がすごい、しかも熱々!深めの器にスープたっぷりなので、いつまでもどこまでも熱い。でも野菜のうまみと甘みが溶け出した味噌スープがとてもオイシイのです。なにか体にいいことをしている気になるラーメンでした(笑)
味処 精来軒 : 山形県上山市新丁2−7
上山駅そば、「山形ワインバル」で地元ワインを
「やっぱりあの店間違いなかったね~」と言いながら「精来軒」をあとにしてまたぶらり。10分ちょっと歩いて「JRかみのやま温泉駅」の前にある「かみのやま温泉観光案内所」へ。ここにワインバルがあるんだって。
お、ありましたね「山形ワインバル」。この日飲めるワインは12種類、ほかに軽いおつまみや果汁100パーセントジュースなどもありました。さらにお隣ではワインの販売もしています。
どれも山形県のワイナリーのワインや、上山のぶどうを使ったワインたち。赤、白、ロゼにオレンジ(ってなに?と思ったら白ブドウを原料に赤ワインの製法を用いて造られたワインのことだそう)と迷うなあ…。
いろいろ飲んでみたいという我々にぴったり「山形ワインカーブテイスティングセット」をいただきました。1つは白チョイスで、もう1セットは赤・ロゼチョイスで。
飲み比べると味の違いがはっきりして楽しいですなあ。今回初めて知ったワイナリー「ウッディファーム」(上山市)のワインが特に好みでした。今度はワイナリーを訪ねてみようか。
山形ワインカーヴ : 山形県上山市矢来1丁目2−1
「垂水遺跡」への道
話は別の日に移りまして。
山形出身の早起き鳥一家、山形の観光スポットは大体行ったよね~と言いながら知らない場所はあるものです。ほら、高畠石の石切場跡「瓜割石庭公園」や「旧山形交通高畠駅舎」だって知ったのわりと最近じゃないの。
ということで、今回興味を持ったのは山形の観光スポットとして超有名な「山寺(立石寺)」の奥にあるという「垂水遺跡」。土産物屋が立ち並ぶ山寺への入口をスルーして1キロほど奥へ。道路脇に駐車場があるのでZIL5を駐車して、と。
駐車場からすぐの鳥居をくぐって石段を上がるとなんと線路(仙山線)をまたいで参道が(写真は振り返ったところです)。踏切はないので、横断にはご注意を。横断した先にある「山寺千手院」にまずはお参りをして「垂水遺跡」を目指します。
「山寺千手院」脇の墓地を通り抜けると、待っているのは山道。15分ほど歩けば着くそうですが…。
垂水遺跡 駐車場 : 山形県山形市山寺千手院
神秘的な空間!「峯の浦 垂水遺跡」
上の写真のような石段や緩やかな坂道を歩くこと数分、ちょっと息があがってきました(弱っ 笑)
途中、可憐に咲くかたくりの花に癒やされながら頑張ることもう数分。あっ、杉林の向こうにそれらしいのが見えてきた!と最後の階段を上がってみますと、
おお、なんと神秘的な…。
ここまでののんびりした山あいの小径から一気に不思議な空間に迷い込んだ感じです。大正時代あたりまで山伏が修行の場としていたのもうなずけます。
こちらは「垂水観音祠」。岸壁の割れ目の奥には水が滴っていました。この割れ目は水が穿ったものなのか…。「垂水遺跡」、自然の力を感じるなんとも神秘的な場所でした。
峯の浦 垂水遺跡 : 山形県山形市山寺千手院
さて2025年春の東北旅山形編、次回は…。日本秘湯を守る会の宿・米沢市白布温泉「湯滝の宿 西屋」に宿泊、温泉と風情を満喫したようすをお届けします。
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