【キャンピングカーで日本をめぐる旅2023】南九州年またぎ旅㊿　千巌山ピクニックと三角西港

キャンピングカーで日本をめぐる旅

2023.03.02

いよいよ全国制覇！未踏の地、鹿児島・宮崎にむけて早起き鳥一家は出発。年末から年始への年またぎ旅、九州をたっぷり楽しみます。

旅45日目、朝イチは天草上島の絶景ポイント「千巌山」ピクニック。そしてレトロ建物を訪ねて世界文化遺産「三角西港」へ。

４５日目：千巌山ピクニックと三角西港

おはようございます旅45日目、お世話になった天草・上島にある「道の駅有明　リップルランド」をあとにしました。日帰り温泉もあって静かに過ごせるいい道の駅でしたな～。さて今日も天気は不安定、午前の早い時間しか晴れないぞ、目的地へ急げ！

ということでやってきたのは、「千巌山展望所駐車場」。「千巌山」への登り口にある広々とした無料駐車場です。さて、登り口はどこだ？

駐車場から案内にしたがって階段をあがるとちょっと歩いてすぐ下りて…。道路の反対側に「千巌山」への道が見えましたよ。んん？すぐ横の平らに切れている道を行けば、この上り下り要らなかったんとちがうか？（笑）

さて、「千巌山」ピクニック開始です。といっても地図で見る限り数百メートルの道のりなので、10分くらいで登れると思います。最初はゆるい上り階段だった道が頂上近くになるつれ、岩場に細々とつくられた道に変わります。振り向いてみると、あれ？帰り道どこにあるのって感じになってる…。

そして岩場はさらにダイナミックに。道は歩きやすく整備してあるけど、頭上注意だなこりゃ。体を斜めにしながら階段を上りきると、お、見えてきましたよ「千巌山」の頂上が。

！！　おお、絶景かな　！！

たどり着いた「千巌山」からの天草の海と島々です、きれいや～。上島の北方向、橋でつながる島々とその奥、大谷野島を見渡しています。大谷野島は天草諸島の北端、橋で九州本土の宇城市とつながっています。

頂上には屋根のある休憩スペースがあります。こういう所に来るといつも思うんですが、小さなバーナーとコーヒーセットを持ってきてのんびりコーヒーでも飲めばよかったな～。

こちらはやや西に目をむけて有明海とうかぶ島々、そして奥に淡ーく島原半島が見えています。お天気がいいうちにここに来られて良かった、いい天草の思い出になりました。

千巌山展望所駐車場　：　熊本県上天草市松島町合津

「千巌山」からの眺め、素晴らしかったです！

さて、天草・上島から松島橋、前島橋、中の橋、そして大谷野橋（写真）を渡って大谷野島へ渡ります。お、この辺はずいぶん観光地って感じのするお店や施設が多いですね～。

休憩がてら「藍のあまくさ村」に立ち寄りました、庭には「日本一の天草四郎像」。ショップには天草と熊本のお土産が勢ぞろい。ほ～、天草の名物のひとつはクルマ海老なのね、そうか走っていると見かけたのは海老の養殖場かあ。お、からし蓮根て熊本だっけ？、試食いただきまーす。

ショップの表になにやら売店発見。ん？「からコロ」…。からし蓮根をサンドしたコロッケ、ですと。ああ、まだオープン前でしたねえ、残念。

藍のあまくさ村　：　熊本県上天草市大矢野町登立９１０

楽しかった天草諸島をあとにして天門橋（天草五橋・１号橋）を渡って九州本土に戻ってきました。住所にすると熊本県宇城市です。大矢野島と本土の間、三角ノ瀬戸に面する「三角西港」にやってきました。

ここは日本各地に点在する世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつです。

明治維新後の殖産興業のもと、政府が招いたオランダ人水理工師ローウェンホルスト・ムルドルが設計し、着工から約３年が経った明治20年に完成しました。美しい石積みの埠頭や水路、橋など当時の施設が、貿易港としての役割を終えた後もほぼ原型のまま残されている、日本唯一の湾港史跡。（宇城市観光ホームページより）

当時を思わせる美しい頃にある様式の洋館、当時のホテル「浦島屋」を再現したものです。かの小泉八雲も訪れた宿でした。

こちらは元々の「浦島屋」跡地に建てられた「龍驤館（りゅうじょうかん）」。明治天皇の即位50年を記念して建設されたものです。

「三角西港」、ロケーションが良くてレトロな建物が点在する素敵な場所でした。釣り人がのんびり釣りをしていたりして、もっとゆっくりしたいところでしたが…。あっ、ぽつっと降ってきたんじゃない！？撤収、撤収～。

これまでに訪れた世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」はこちら
萩反射炉（山口県萩市）：近畿～山陰大横断の春旅㉛　幕末の遺構と松陰神社
韮山反射炉（静岡県伊豆の国市）：春の西伊豆旅②　めんたいパークと韮山反射炉
橋野鉄鉱山（岩手県釜石市）：夏はやっぱり北へ！　東北編⑩　遠野のひっつみと橋野鉄鉱山

三角西港　：　熊本県宇城市三角町三角浦