2022年3月下旬スタートのキャンピングカー旅、いよいよ初めての九州上陸です!大分県からスタートして九州北部の5県をめぐります。
旅36日目、岡山県にある八つ墓村のロケ地「広兼邸」へ!途中出会った「吹屋ふるさと村」の風景に驚きます。
34日目のつづき:広島県から岡山県へ
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2022】春の九州5県めぐり㊹ 錦帯橋と安芸の宮島
広島市通過、あの場所を見ておこう
旅34日目午後、安芸の宮島をあとにして目指すのは岡山県の「道の駅鯉が窪」、およそ150キロのドライブです。途中広島市内を通過したので、「原爆ドーム」を対岸から見ました。
「この世界の片隅に」(テレビ版が好き)では、川に続く階段が話の舞台となっていたなあ…。次はゆっくりと訪れたい場所です。
原爆ドーム : 広島県広島市中区大手町1−10
広島三次ワイナリーでお気に入りワインをゲット
国道54号線を走って90キロあまり、三次市に入りました。ここでちょっと寄り道、以前も訪れた「広島三次ワイナリー」へ。前回美味しかった「霧里ワイン」の赤白(どちらもやや甘口)を買ってお土産にしましたよ。
広島三次ワイナリーは試飲をしながらワインを選べるほか、食事や有料試飲なども楽しめます。前回はシャルドネの飲み比べをしました、旅の記事はこちら→近畿~山陰大横断の春旅 ㊶ 三次ワイナリーと城下町勝山
広島三次ワイナリー : 広島県三次市東酒屋町10445−3
新見市「道の駅鯉が窪」へ
「広島三次ワイナリー」から約60キロ、岡山県に入ってすぐのところにある「道の駅鯉が窪」に到着しました。
鯉と恋…か、ふふ。
レストランやパン工房は閉まっていましたが、ショップはまだ開いていたのでのぞいてみました。特産品や農産物のほかに食料品もあり、ミニスーパーのような品揃えで便利。夜は静かに過ごせました。
■ 道の駅鯉が窪 ■
所在地 ▶▶
岡山県新見市哲西町矢田3585-1
環 境 ▶▶
国道182号線沿い、夜の交通量は少ない
駐車場 ▶▶
普通車33(身障者用4)台、大型6台、大型スペースから離れた場所が少ない
トイレ ▶▶
ウォシュレットあり
お 店 ▶▶
特産品ショップ、レストラン、パン工房など
※情報は行った時間帯により確認できた内容のみとなっています。
▶▶ 岡山県の道の駅情報まとめはこちらから
今夜の車中飯:宮島口で買った穴子寿司
今夜の車中飯は、安芸の宮島へのフェリー乗り場付近で買った穴子寿司です。宮島で名物のあなごめしのお店いろいろありましたけど、なかなかお高い…。帰りにこのお寿司を見つけて(600円だったかな)喜んで買っちゃいました。
穴子のお寿司と巻き寿司のセット。付属のたれをちょんちょんとつけて食べると、ほどよい弾力と穴子のうまみがgood。おいしくいただきました。
35日目:吹屋ふるさと村と銅山王の広兼邸
いい場所発見!ベンガラの町「吹屋ふるさと村」
おはようございます旅35日目の朝、岡山県新見市にある「道の駅鯉が窪」をあとにして今日の立ち寄りポイント「広兼邸」に向かっております。どんどん山の中に入っていくルート、「こんなところにあるのか~」と思い走っていると、突然、赤茶色い瓦屋根がずらりと並ぶ集落が!?
これは気になる、見てみなければ…。
Uターンして集落の入口まで戻ってみると駐車場があり、「吹屋ふるさと村」の案内板がありました。案内にしたがって町並みの方へ歩いてみると、
!! す、すごい素敵な町並み !!
吹屋は銅山と弁柄の生産で繫栄し、その富で山中に美しい町並みを作り上げました。屋根は石州瓦の銅(あかがね)色、そして格子は弁柄の”ジャパンレッド”で彩られた特異な町並みは国の「重要伝統的建造群保存地区」になっています。
吹屋の町並みは見るだけでなく、おみやげ屋や酒屋、郵便局、カフェなどいろいろあって見るのも楽しいですねえ。お、この酒屋さんには看板猫が…。
こちらは町並みから少し歩いたところにある「旧吹屋小学校」、当時はかなりモダンな校舎だったと思われます。保存修理が済んだばかりだそうで、プール跡もおしゃれに変身しています。お隣にはこの校舎とマッチした建物のホテル「ラ・フォーレ吹屋」がありました。
偶然立ち寄った場所でしたが「吹屋ふるさと村」、とってもいいスポットでした。
吹屋ふるさと村 : 岡山県高梁市成羽町吹屋838−2
八つ墓村の映画ロケ地「広兼邸」を見学
「吹屋ふるさと村」から4キロ弱、「広兼邸」の駐車場に到着です。山中に忽然と現れる吹屋の町並みにも驚きましたが、ここもびっくり。家もまばらな山あいにそびえる石垣、お城跡かと思ってしまいます。
お城のような石垣のこの建築物は、銅山経営で財を成した広兼家の邸宅。そして、この邸宅を見たかった一番の理由は、映画「八つ墓村」のロケ地だからなんです。昭和52年にロケ地となったときの「八つ墓村」が印象深く、
これ!この邸宅へのアプローチが映画序盤に出てくるんですよ。「東屋」(ひがしや)と呼ばれる名家・田治見家への入口として登場、そしてその田治見家で次々事件が起きる…と。あとでDVDを見返さねば。
アプローチ奥の門の2階には部屋があって、男性の使用人が当直を務めて用心していたそうです。富を守るためにこういった場所に邸宅を作ったってことかな。
門をくぐると、思いがけず広々とした母屋と日本庭園が。ほかにも、離れ、茶室、複数の蔵、使用人部屋、農作業小屋、家畜小屋、湧き水のでる水屋など自給自足できそうな設備が。まるで要塞のような邸宅でした。
広兼邸 : 岡山県高梁市成羽町中野2710
「吹屋ふるさと村」そして「広兼邸」、見ごたえありましたねえ。さて、そろそろ移動開始。京都府福知山市にある道の駅を目指すんですが、ちょっと寄りたいところが。現存十二天守のひとつ、備中松山城が同じ高梁市にあるのでカメラにおさめたいな~。できるかな?
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