【キャンピングカーで日本をめぐる旅2021】みちのく夏紀行㊼秘湯姥湯温泉と秘境駅

【キャンピングカーで日本をめぐる旅2021】みちのく夏紀行㊼　秘湯姥湯温泉と秘境駅

キャンピングカーで日本をめぐる旅

2021.09.05

暑くなってきたから”みちのく”へ行こう。
地元での用も兼ねた東北旅、日本海側をのんびり北上し竜飛岬を目指します。湯めぐり、道の駅めぐり、釣り、ウォーキングを楽しむ東北再発見の旅です！

旅49日目は秘湯「滑川温泉」からスタートして、さらに奥にある秘湯「姥湯温泉」に向かいます。そして帰り道には秘境駅「峠駅」へ！

４９日目のつづき：秘湯・姥湯温泉と秘境駅・JR峠駅

旅49日目、お世話になった滑川温泉福島屋をあとにして、滑川温泉からさらに奥にある「姥湯温泉」に向かっています。「このあと滑川温泉に泊まるんだ～」と話すと、山形の友人知人が「そこへ行くなら！」と口々におススメしてくれた秘湯です。

姥湯温泉の日帰り入浴は露天風呂だけなので雨が降ったらやめようと思っていましたが、晴れ間が見えてきたので行くことに。

滑川温泉から姥湯温泉までは4キロほど、道路がさらに狭くなります。（退避スペースはそれなりにあります）そして斜度もキツくなり…、

！！　22％の急坂　！！

そして、

！！　切り返し必須の連続カーブ＆急坂　！！

ちょっとキャンピングカーには厳しい道のりですな…。ともあれ、なんとか乗り切って４キロの道のりを踏破し、姥湯温泉の駐車場が見えてきました。

姥湯温泉、車での道のりも険しいですが、駐車場から宿までの道のりも一筋縄ではいきません。車が入れるのは姥湯温泉がある渓谷の手前まで。そこからは歩いて温泉宿に行く必要があります。吊り橋の先はなかなかの上り坂。

吊り橋を渡って渓谷沿いの歩道を歩いて、山肌にしがみつくように建っている枡形屋の前に到着です。緑一色だった山に荒々しい渓谷が現れる景色はすばらしいものがありますね～。（この時の写真がなぜか無く…、お見せできなくて残念です　涙）

旅館の入口横に日帰り入浴の受付があります。入浴は露天風呂のみ、大人ひとり600円です。（露天風呂に洗い場はありません）

こちらは混浴露天風呂の「薬師の湯」への入口。
薬師の湯は荒々しい山肌の景色とごつごつした岩に囲まれた開放感たっぷりの露天風呂。白く濁りのある温泉がすばらしい、まさに秘湯の醍醐味満点の温泉です。（P談）

さて、Qは女性専用露天の「翡翠の湯」へ。
こちらの湯は少し緑がかった濁り湯、山肌がせまってくるような景色がいいです。これぞザ・温泉、ザ・秘湯！という気分を満喫しましたね～。（これはお風呂前の通路から撮りましたが、お風呂からも同じ景色が楽しめます）

姥湯温泉、道のりといい、ロケーションといい、秘湯というのにふさわしい温泉でした。滑川温泉と姥湯温泉、今回山形の秘湯二つを楽しむことができて良かったです。どちらもすばらしい温泉でした！

姥湯温泉枡形屋　：　山形県米沢市大沢姥湯１

国道13号線から滑川温泉に向かうまでの道のりでは、県道232号線から分岐したところから狭い道が６キロほど続きます。昨日、その道を滑川温泉にむかう途中で「峠駅」の看板を見かけました。地図で見るとそう遠くないので立ち寄ってみることに。やはり道は狭いですがまもなく着きました。

これが秘境駅といわれる奥羽本線の「峠駅」です。変わってますよね～、駅舎というには不思議な建屋。その秘密は…。

ホーム全体が屋根で覆われているからなんです！
難所として知られた板谷峠にある峠駅にはかつてスイッチバックの施設があり、それを豪雪から守るスノーシェッドがありました。現在ではスイッチバックは廃止されましたが、スノーシェッドは流用されてこの姿になっています。

山形新幹線に乗ると福島～米沢間で瞬間的にこの駅を通り過ぎるんですが、どうなっているのかゆっくり見てみたかったんです。今回立ち寄れて良かったです。

JR峠駅　：　山形県米沢市大字大沢字峠

グーグルマップで見ると峠駅の前には、「峠の茶屋」が２つあるようで…。なにかお昼は食べられないかな～と走りながらチェックしていると「峠の茶屋　力餅」のお店にのぼりがたくさん翻っているのが見えました。ありがたい…、広い駐車場があるのもありがたいです。

広い庭の奥にお店がありました。
このお店の名物は「峠の力餅」、峠駅に在来線の列車が止まるときには立ち売りに出ることもあるそうです。

食事のメニューはそば、うどん、そしてお餅が何種類か。「ここはやっぱり餅だな」ということでお雑煮を頼みました。山菜やきのこがたっぷり入ったどこか懐かしい味、おいしくいただきました。

峠の茶屋　力餅　：　山形県米沢市大沢８４８