最初にキャンピングカー旅をしたあの場所へ。
はじめてキャンピングカーをレンタルして旅した四国、懐かしいこの地に自分のキャンピングカーでやってきました!思い出の場所、初めての場所、秋の四国をゆっくりじっくり巡る旅です。
旅5日目はいよいよ四国入り、さっそく鳴門市にある大塚国際美術館へ。紅白歌合戦で「Lemon」が歌われた舞台を見ます!
5日目:鳴門市・大塚国際美術館でアートな一日
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2021】秋の四国ぐるり旅⑤ 南淡路の神話と道の駅
鳴門市・大塚国際美術館のチケットと駐車場
おはようございます旅5日目の朝です。
淡路島の南にある「道の駅福良」をあとにして大鳴門橋を渡りとうとう四国入りしました!10年ぶりです四国さん、しばらくよろしくお願いします。
さて四国の第一歩として本日参りますのは、大鳴門橋を渡ってすぐのところにある「大塚国際美術館」です。
入館料、なかなかお高いのですがここは思い切って…。前売りだと3,300円から3,190円とちょっと割引き、そしてオンラインチケットを購入すると当日の連絡先記入などの手間がはぶけます。スマホ画面でQRコードを表示するだけなのでスマートですねえ。
最初は第一駐車場に向かいましたが、だいぶ美術館の場所から離れた場所にあります。そこからシャトルバスで美術館に行くワケですが、桁下2.7メートルとギリギリすぎ。(K2の全高は2,560センチ)
美術館入口まで歩いて5分のところにある臨時駐車場に行きました。大塚製薬潮騒荘の南側にあります。こちらは高さ制限もないし広さも充分にあるのでこっちで充分、充分。さあ、開館時間になりましたので、行ってみたいと思います。
美術館の入口は山裾にぽっかりと開いています。入って受付をすませると長いエスカレーターで上へ。お、美術館の概要説明が9:30からあるね、まずは聞くとしましょうか。
大塚国際美術館 : 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦福池65−1
大塚国際美術館・まずは紅白の舞台になった場所へ
美術館の概要説明はシスティーナ・ホール(礼拝堂)で行われます。大塚国際美術館は西洋の名画を陶板で実物大に再現、展示している美術館です。システィーナ礼拝堂も実物大、広くて荘厳!海外旅行もままならない昨今にちょっとした海外旅行気分を味わえますね~。
そしてここが2018年紅白歌合戦で米津玄師が「Lemon」を中継で歌った舞台なんです。入口左側の壁には「Lemon」のジャケットを陶板画にしたもの(冒頭の写真です)が展示されていました。
ここでは将棋のタイトル戦もおこなわれたことがあるようなんですね。その絵面、見てみたかった…。
大塚美術館・こんなところがおもしろい①
美術館は地下3階から地上2階までの広大な空間に精密に再現された陶板名画が、年代別、テーマ別に展示されています。Qがここおもしろいな~と思ったところをご紹介します。
こちら、指の先にあって欠損部分に囲まれている馬に乗った人物像。かのアレキサンダー大王です。歴史で習いますよね~、アレキサンダー大王(アレクサンドロス大王)の東方遠征。Qが持っていた教科書ではこの絵のアップが大王の姿として載っていました。全体像はこんな感じなんですね。
こちらはエル・グレコが描いた教会の祭壇衝立の再現です。この6枚の絵は現在はバラバラの美術館に所蔵されているそうなので、こういう試みはおもしろいと思います。
こちらはアルチンボルトの「寄せ絵」という一種独特の絵です。右の「夏」と呼ばれる作品しか知らなかったので、勉強になりました。
大塚国際美術館・カフェ・ド・ジヴェルニーでランチ
広大な大塚国際美術館、地下3階と地下2階をひととおり見終わってここで休憩したいと思います。ここまで、中世・古代、ルネサンス・バロック期の絵画を鑑賞しました。
ここで地下2階にある「カフェ・ド・ジヴェルニー」でランチと休憩にします。テラス席はこんな庭園が見られる心落ち着くカフェです。前払い方式のカフェテリアスタイル、おいしそうなスイーツもありました。
「ヴィーナスカレー」と「チキンカツ丼」を食べました。ヴィーナスカレーは盛り付け華やかで野菜たっぷり、ピリッと辛くておいしいです。さつまいもはやっぱり鳴門きんときかな。
カフェ・ド・ジヴェルニー : 大塚国際美術館美術館内
大塚国際美術館・モネの大睡蓮
ランチをとったカフェの庭園を抜けるとモネの大睡蓮の陶板画が屋外にあります。
ぐるり360度、睡蓮の咲く水辺に囲まれた気分になる巨大な絵です。モネは生前、自分の大睡蓮を屋外の陽光のもとに展示してほしいといったそうですが、保存の観点ではやはり無理ですよね。退色、劣化のない陶板画で実現され、光の加減で変わるようすをここで楽しむことができます。
大塚美術館・こんなところがおもしろい②
さて、地下1階のバロック・近代のフロアから鑑賞再開です。
こちらはマネの「フォリー・ベルジェールのバー」。完成させた最後の主要作品だそうですが、鏡の位置や遠近法の不確かさで物議をかもした作品です。以前、「美の巨人たち」で取り上げていたんですよね、見られてよかったです。
こちらはゴッホのコーナー。世界にちらばらる「ひまわり」の絵が一堂に会した部屋があります。その中には焼失して写真だけが残った幻の作品も再現。表面も凹凸があってタッチがわかるようになっています。もろい美術品の記録としての役割も果たしているんだな。
Qが「おっ!」と心で叫んだのがこのドガの「舞台の踊り子」。
学生のときに好きだった漫画「悪魔の花嫁」、これに出てきた名画ですね~。話の最後に登場人物が絵に取り込まれ左端の黒い服装の人物となってしまったのを見て、息をのむ主人公。あったなあ、懐かしいなあ。漫画のおかげでこの絵はいつも妖しい雰囲気を感じます 笑
大塚国際美術館は約1,000点の陶板名画を展示、すべてをじっくり見るのはなかなか大変ですが自分の好きな絵画、なにかを想起させてくれる絵画がきっとあると思います。みなさんもぜひ訪れてみてください、楽しい一日でした!
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