2023年の夏、早起き鳥一家は北の大地へ。約束の地から旅をスタートして道東へ、最東端・納沙布岬をめざします。そのあとは涼を求めて気まぐれ旅~。
旅17日目、霧の知床五湖からウトロに戻って海の幸を買い「国設知床野営場」へ。のどかなキャンプ場で北の幸を味わいます!
17日目のつづき:「国設知床野営場」へ
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2023】夏旅!北海道 網走北見編① 知床五湖・霧の高架木道
斜里町ウトロで食材の買い出し
旅17日目、早起き鳥一家は知床半島におります。朝、知床観光のハイライト「知床五湖」のひとつが見られる「高架木道」へ。あいにく霧におおわれていましたが、幻想的な風景を見ることができました。
「知床五湖」からいちばん近い斜里町ウトロに戻ってきまして、今日は「国設知床野営場」に滞在する予定です。じゃあ、キャンプに備えて買い出しをしますよ。まずはこの町でここだけ(だろう)というスーパーへ。
「ビッグマートみたにしれとこ店」です。店の前に数台停められそうですが狭いので、お向かいの公共駐車場にZIL5を停めてお店へ。
入り口には木炭が積んであり、食料品、酒などの品揃えはけっこう豊富です。野菜、肉、パン、お酒など必要な食材は揃えられました。冷凍コーナーにラムしゃぶの肉があったので思わずゲット。
いったんZIL5に荷物を置いたら、もういちど歩いて「知床朝市大成丸」へ。ホッケ(冷凍)を買おうと見ていると、天然ホタテを勧められました。天然かぁ、おいしそうだなあ。じゃあ、ほっけの中1枚とホタテの特大を2枚ください。
気のいいおじさん、それぞれ50円ずつおまけしてくれて千円ちょっとで美味しそうなホッケとでっかい天然ホタテをゲットできました。よっしゃ、焼くぞ~。
ビッグマートみたにしれとこ店 : 北海道斜里郡斜里町ウトロ東
知床朝市大成丸 : 北海道斜里郡斜里町ウトロ東24
斜里町ウトロのキャンプ場「国設知床野営場」へ
チェックイン時間が近くなったので「国設知床野営場」へ。温泉ホテルが集まる高台の奥に位置するキャンプ場です。まずは受付へ。
受付のおじさんに声をかけると、丁寧にキャンプ場の説明をしてくれます。そして、
「歩いて3分のところに夕陽台の湯があるのでお風呂はそこで入れます。夕陽台の湯っていっても夕陽はぜんぜん見えないから!」
「この建物から左にずっと歩くと夕陽台っていうのがあるから夕陽の時間にはぜひ見に行って。ん~、いまごろだと18:30くらいかなあ、夕陽が本当にきれいだから。海に夕陽がジュッ!て落ちていくから!」
おじさん、おもしろいなぁ。じゃあ、お世話になりま~す。
「国設知床野営場」は、入場料ひとり500円という格安のキャンプ場。ほとんどは駐車場とフリーサイトに分かれていますが、一部車両乗り入れ可能スペースがあります。なので、こんな感じで設営が可能。
炊事場が2か所、トイレが2か所、そしてゴミステーションがあります。トイレは和式ですが、きれいに掃除されています。パンフレットに仮設トイレとあったので、そのうち改良されればうれしいなあ。
こちらは車両乗り入れ可能スペース側にある炊事場です。そしてこの手前の茶色いコンテナはなにかというと、フードコンテナ。食べ物は熊などに荒らされないように車内やロッジ内に保管なんですが、できない場合はこのフードコンテナに保管してくださいということです。
国設知床野営場 : 北海道斜里郡斜里町ウトロ香川
ホッケ、ホタテ、北の海の幸を焼いていく!
さて、セッティングも済んでPは火おこしを開始。じゃあ、宴の準備を始めていきますか。
火おこしをしているあいだに、冷奴やおしんこ、道産かぼちゃの煮物を並べて。よっしゃ、火が強い間にまずはホタテをば焼いていこう。見てください、この大きさ。この網の大きさは15センチなんですよ、このホタテすごいなあ。
焼いてパカッと口が開いたところで、サッと裏返して酒と醤油をたらしてグツグツと。身があんまり大きいのでキッチンバサミで適当にカットして食べてみます。あ~、やっぱりうまいわ~。貝柱はしっかりして味が濃いし、ひものところも独特のクセがなくて最高じゃ。
それからホッケをのせてじっくりと焼いていきまして。焼けてきたところで、白ご飯を準備。ホッケの中サイズでこの大きさ、焼きあがるころにはもう脂がグツグツと。ちょっとだけ醤油をかけたいんだけど、脂ではじかれる(笑)甘塩で食べごたえたっぷりの身、うまさバツグンでした。
キャンプ場から歩いて5分「夕陽台の湯」
楽しいバーベキュータイムも一段落。まったりとした時間をすごしてやがて午後の2時。歩いていすぐのところにある「夕陽台の湯」のオープン時間になりました。
キャンプ場のおじさんのいう通り、歩いて3分で到着の「夕陽台の湯」。こじんまりとした湯ながら、あたたまるよい温泉でした。木々の隙間からちょっとだけウトロの街と海が見えます。小さな露天風呂あり。
入浴料はひとり500円(ボディソープ、リンスインシャンプー、ドライヤーあり)です。ドライヤーは脱衣場にはありませんが、コインランドリーのある休憩所前にありました。
夕陽台の湯 : 北海道斜里郡斜里町ウトロ東429
自然がいっぱい!「国設知床野営場」
「ふえ~、いい湯じゃった~」とZIL5に戻ってきますと…。
Pが見てみて!と写真を見せてくれました。
ええ!こんな近くまでキタキツネ!?
スマホをいじりながらまったりしてふと目を上げると、いつの間にか近づいていたそうです。そして気づかれるとするりと去って行ったとか…。
そして夕方、少し先の林のきわに鹿の親子が!
ここ「国設知床野営場」はなんとも自然豊かなキャンプ場なのでした。さあて、今日はけっこう気温が下がりそうだし、もう一度薪を燃やしてのんびりバータイムにしようかな。
コメント 記事の感想や旅の情報など、気軽にお寄せください