浮世絵「名所江戸百景」の場所を探してカメラ片手にぶらぶらと。描かれた名所は現在どうなっているのか、なるべく同じアングルで写真を撮っています。さらに、時代小説の舞台やおいしい店を求めて寄り道も。今回は水道橋周辺をさんぽします。
水道橋で名所江戸百景の風景をさがす
浮世絵|名所江戸百景 水道橋駿河台
夏の部 通し番号62
水道橋から駿河台をのぞむ。下に青々と流れるのは神田川。画面の多くを占めて元気よくひるがえるのは鯉のぼり、大胆な構図です。左手の駿河台は神田川の掘削のときに右の神田大地から切り離されてできました。
水道橋駿河台の現在
駿河台は台地の南端に位置していて、JR御茶ノ水駅を中心に北側以外のどちらに向かっても下り坂になります。また、学校や予備校、病院が立ち並ぶ地域でもあります。そのひとつ明治大学の敷地の奥には老舗のホテル「山の上ホテル」があります。
池波正太郎も好んだという山の上ホテルの「天ぷら山の上」、行ってみたいなあ・・・
水道橋・神田上水懸樋あと
江戸における上水道の神田上水は、井の頭・善福寺・妙正寺池を水源として小石川の大洗堰で分水、水戸藩邸内を経てこの位置で神田川を掛樋で渡り、江戸北東部の市街地に給水しました。(千代田区観光協会HPより)
この懸樋が水道橋の由来だそうです。水道橋から御茶ノ水へ向けての上り坂の途中にあります。
水道橋・三崎稲荷神社
何回かの遷座を経て現在の地にある三崎稲荷神社。水道橋駅東口からすぐのビルの陰に静かにたたずんでいます。旅行安全のご利益があります。
神田上水懸樋あと : 東京都文京区2 本郷2丁目3 外堀通り
三崎稲荷神社 : 東京都千代田区神田三崎町2丁目9−12
名所江戸百景全119枚の図絵 ウィキペディア 名所江戸百景
参考 「江戸切絵図で歩く広重の大江戸名所百景散歩」 人文社
水道橋で行きたいsocoココ
もつ焼きでん 水道橋店
水道橋駅の南側は道路が斜めにはしっていて場所が説明しづらいのですが、駅から歩いても5分くらいの場所に「もつ焼きでん水道橋店」があります。16:00の開店ですが、あっという間に席は埋まり、モツの焼ける煙のなかあちこちから注文がかかります。
もつ焼きにはたくさん種類がありますが、数量限定のものから注文が集中して油断しているとあっという間に売り切れてしまいます。もつ焼きの皿についてくる赤っぽい味噌はなんでできているんだろうとカウンターの中を見ていたら、味噌と紅ショウガをミキサーにかけたものでした。なるほど、パンチのある味だったな。
写真は牛もつ煮込みです。もつ焼きとビールともつ煮込みを交互に口に運べば、幸せ度ぐんぐん上昇中。さて、小腹がすいてきたから黒焼きそばでも頼もうかな。
神保町三省堂のビヤホール BEER膳放心亭 神田三省堂店
水道橋からちょっと足をのばした神保町の古書店街はぶらぶらするのにとても楽しいスポット。そこで喉が渇いたときにおすすめのお店がここです。
神保町三省堂の地下にあるビアレストラン「BEER膳 放心亭」。ドイツビールとワイン、それに合うドイツ料理を中心としたお店です。落ち着いた雰囲気の店内は、年配の方も多く、壁には作家の方たちのサイン色紙がたくさん飾られています。
ランチタイムに、ランチビールやランチワインがあるのがうれしい。そして、いろいろな種類のソーセージと野菜を自分ではさんで食べる「ジャーマンセルフサンド」が楽しくておいしいです。パンが真っ黒(!?)でちょっとびっくりしますがこのパンがおいしいのです。
ドイツのパンなのかな?
もつ焼きでん水道橋店 : 東京都千代田区神田三崎町2丁目12−7 静山ビル1F
BEER膳 放心亭 : 東京都千代田区神田神保町1丁目1
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