2020年9月中旬、名古屋からフェリーで一気に北の大地へ。そこから約ひと月をかけて最初は最北端へ、そして最後は函館へと北海道を巡ります。そのあとは、函館から青森県大間に渡って東北を縦断して仙台を目指していきます!
旅15日目、稚内で最北端スポットを楽しんだあとはいよいよ島へ。利尻島行きのフェリーに乗ります。しかしこの日は風が強かった!
15日目:稚内から利尻島へ
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【K2で日本をめぐる旅2020】夏から秋への北海道・東北 稚内と最北端満喫編①
稚内港の夜明け
おはようございます。
目が覚めたらちょうど明るくなりかけていたので、急いでカメラを持って外に出ました。道の駅わっかないからでも稚内港は見えていますが、道路を渡ってもう少し近くへ…。右に見えているのは利尻島・礼文島へ渡るフェリー、ハートランドフェリーの船体です。
あれは利尻か礼文か、どちらの島に行くフェリーかなあ…。
おおっ!寒っ!はやく車内に戻ろう。
稚内駅:最北端の線路
朝ご飯をすませたあとに、最北端の線路の写真を撮りに稚内駅に行きました。ガラス張りになっているので、入場しなくても見ることができます。この看板の前で線路はぷつりと終わっています。写真右側は駅ビル「キタカラ」、左側はホームです。
最北端の駅に来れたから、次はやっぱり最南端も行きたいなあ。最南端は指宿枕崎線西大山江駅ね、憶えておこう。
時刻表や路線図を見てみました。あ、札幌行きがあるんだね~、札幌までの駅の数がすごいな。しかも5時間くらいかかる!でも1度くらい乗ってみたいような…。列車の旅もやっぱりいいですよね~。
こちらは駅の外にある車止めレールです。旧稚内駅の時にあった場所に記念として復元されています。レールのあとはこの先にも続いていて、あとで訪ねる北埠頭(北防波堤ドーム)までかつては続いていました。北埠頭は樺太への航路の発着点だった場所です。
最北端の駅そばをいただきました!
稚内駅の駅ビル「キタカラ」には、お土産品のショップ、カフェ、セイコーマート、お食事処などが入っています。駅そばは~?といいますと、お食事処「ふじた」の一角が立ち食いそばのコーナーになっているんです。
厨房をはさんだ奥は座って食事ができるスペース、メニューも違っています。そちらでは稚内市民のソウルフードと言われる「チャーメン」も食べられるようですが…。今日は最北端の駅そば!
ということで、カウンターの前に立って注文です。
「利尻こんぶそばと、天ぷらそばに卵入れでお願いします!」
「はい~」
ほどなくして置かれた利尻こんぶそばです。とろろ昆布がたっぷりと乗って、そばもとろろ昆布もおいしい~!出汁の具合も好みです。
天ぷらそばは野菜のかき揚げがのってきます。玉ねぎのほかに、長ネギ、そしてキャベツ!というちょっと異色の野菜かき揚げでした。もちろんおいしくいただきましたよ~。
北防波堤ドーム
最北端の駅そばを食べてちょっとお散歩、JR稚内駅・道の駅わっかないから歩いて数分くらいの場所にある「北防波堤ドーム」にやってきました。かつては樺太への航路でにぎわった北埠頭、それを強風や高波から守るために作られたのが「北防波堤ドーム」です。
昭和初期にこの古代ローマ風のデザイン、斬新だったと思います。
しかも長い!!総延長は427メートルあります。
途中で工事のフェンスが遮っているのが残念ですが、柱からのびる天井のアーチが奥行き感をさらに増幅しているように思います。同じモチーフがずうっと続いて、見ていると吸い込まれるような不思議な気持ちになりました。
フェリーで利尻島へ
14:30発の利尻島行きフェリーに乗るために、稚内フェリーターミナルにやってきました。2等船室は予約がいらないので、発券機で乗船券を買って乗船を待ちます。
この日の心配は、風です。曇りのお天気ですが、なにしろ風が強い!出航時間あたりで風速6~7メートルくらいの予想なので、船はかなり揺れるかも(涙
早めに対策しなくちゃ、ごっくん(酔い止めを飲む音)
このくらいの風では通常運行の範囲内らしく、定刻通りの出航になりました。フェリーに乗り込んで2等船室へ。そこには、自分の場所を決めたら早速横になりはじめるプロの乗客のかたたち…。見習って出航の風景を眺めたら、すぐ横になりました。
港を出てしばらくすると、本格的に揺れはじめました!
酔い止めのおかげか寝ているおかげか、なんとかやり過ごせそうです。途中で「今日はシケてるから、移動などの時は気をつけてください」という内容のアナウンスが。ますます緊迫しますやん…。
これはもう、寝るしかない!かたく目を閉じました、早く利尻島に着いてくれ~!
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