2024年6月、キャンピングカーで4度目の北海道旅へ。涼を求めながら、雄大な風景や夏の味覚を満喫します。
旅18日目。「上士幌航空公園キャンプ場」を出発した早起き鳥一家、以前から見たかった「タウシュベツ川橋梁跡」を展望台から眺めます。
17日目のつづき:上士幌のキャンプ場へ
前回のキャンピングカーで日本をめぐる旅はこちら!
【キャンピングカーで日本をめぐる旅2024】夏の北海道旅 十勝編② 道の駅とナイタイテラス
「上士幌航空公園キャンプ場」で1泊
こんにちは、キャンピングカーZIL5でのんびり北海道を旅している早起き鳥一家です。
旅17日目の今日は帯広市の北に位置する音更町にある「柳月スイートピア・ガーデン」「道の駅おとふけ」で買い物をしたり、ランチを食べたり。午後からは上士幌町にある日本一広い公共牧場にある「ナイタイテラス」で雄大な眺めを楽しみました。
そして今日お世話になろうとやってきたのは、同じ上士幌町にある「上士幌航空公園キャンプ場」です。
とっても広い駐車場と、小さな林で隔てられた広大な芝生スペースがあります。
そして利用料は大人ひとり1泊500円と安い!夕方遅くになると管理の人がまわってきて利用料を徴収するシステムです。
駐車場と芝生スペースの間にきれいなトイレ(写真右の建物)あり。芝生スペースのほうに水場が2ヶ所あり、さらにゴミも捨てられます。我々は車中泊したので水場がちょっと遠かったかな。でも、それを差し引いても静かにのんびりと過ごせるいいところでした。
なんで「航空公園」ってつくのかなと思いましたが、年2回行われる熱気球イベントの主会場になる場所だそうです。なるほどー。
上士幌航空公園 キャンプ場 : 北海道河東郡上士幌町字上士幌基線241
今夜の車中飯:夏野菜の洋風煮込み
日中はけっこう暑かったんですが、日が落ちるとみるみる涼しくなってきました。今夜もよく眠れそうだなあ。
今日は買ってあった野菜を総動員して、チキンとコンソメと一緒に洋風煮込みにしましたよ。切って軽く炒めたら、煮るだけ、と。モロッコいんげん、ズッキーニ、玉ねぎ、プチトマト、やっぱり北海道は野菜がうまいやね。
18日目:タウシュベツ川橋梁遠望
旧国鉄士幌線の跡を訪ねて:「第三音更川橋梁跡」
おはようございます、旅18日目になりました。「上士幌航空公園キャンプ場」でのんびり過ごした早起き鳥一家、重い腰をあげて出発~。
国道273号線のどストレート道路を走って、音更川・糠平湖周辺にある旧士幌線の橋梁たちを見に行きます。
最初に訪れたのは「士幌線第三音更川橋梁跡」、1936年に竣工したコンクリート製の橋梁です。鉄橋ではなくコンクリートアーチ橋にしたのは、原料調達のコスト面と景観に配慮するという2つの理由があったそうです。
現存する北海道の鉄道用コンクリートアーチ橋としては最古、32メートルのアーチスパンは最大。この橋梁建設の成功により、全国各地で大きなアーチ橋が作られるようになったそうです。
士幌線第三音更川橋梁跡 : 北海道上士幌町
旧国鉄士幌線の跡を訪ねて:「タウシュベツ川橋梁跡」を遠望
次に訪れたのは音更川上流「糠平湖」にある「タウシュベツ川橋梁跡」です。
国道273号線沿いにある駐車スペースにZIL5を停めて「タウシュベツ川橋梁展望台」へ。展望広場まで180メートルと長くはないんですが、ヒグマ注意の看板があるのでクマ鈴をつけて林の中を歩いていきます。
緑が美しいなあ…。
展望台へ向かう途中で横切る旧士幌線の線路あと、きれいな遊歩道のようになっています(ヒグマ注意ですが 笑)。
さて、湖の対岸に「タウシュベツ川橋梁跡」が見えてきました。例年、6月くらいから水没しはじめるとのことですが、しっかり見えてる!
ダム湖である糠平湖が完成したときに「タウシュベツ川橋梁」はダムに沈み、水位によって見え隠れする「幻の橋」になりました。先程の線路跡は新たに敷き直されたものなのかぁ。
望遠で撮ってみました。橋梁は右から左に向かって高くなっていること、そして中央から右にむけて大分崩れてきているのがよくわかります。春ぐらいだったかな、橋梁の崩れがニュースになっていました。アーチがすべて保たれた状態で見られるのも時間の問題かもしれません…。
「タウシュベツ川橋梁」は1937年の竣工、先ほど見た「士幌線第三音更川橋梁跡」は1936年の竣工。劣化の違いが顕著で驚きでした。
タウシュベツ川橋梁展望台 : 北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷
「幻の橋・タウシュベツ川橋梁跡」、遠くからですが全体像が見られて嬉しかったです。さてこれから我々は足寄町に移動、居酒屋さんがやっているくるま旅パークにお世話になりたいと思います。
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